こんにちは、あきです。
この記事では、僕を含め社会不安障害(対人恐怖症)の方が抱えている症状について書いていきます。
セルフチェックとしてお使い頂けると思います。
「以下で挙げる9つ全ての症状に当てはまれば社会不安障害である」とは言えませんが、多く当てはまっていれば重度の社会不安障害である可能性が高いです。
何よりも重視されるのは、「日常生活にどのくらい支障が出ているか」「本人がどれだけ苦しんでいるか」ということです。
「まだ自分が社会不安障害なのか分からない」、中学生の頃の僕のように「毎日苦しいけど、実体が見えなくてこれが自分の性格なのか何なのか正体が分からない」という方の参考になればと思います。
社会不安障害の症状について理解して頂いた後、多くの症状に当てはまる方や日常生活に支障が出ている方には心療内科・精神科で診察を受けることを強く推奨します。
僕が社会不安障害(対人恐怖症)という病名、自分がその社会不安障害という厄介な病気であるということを初めて知ったのは20歳の頃(現在27歳)です。
社会不安障害の明確な症状が現れ始めたのは12歳の頃なので、気付くまでにかなりの年月が掛かってしまったと思っています。
僕が12歳の頃に明確に現れた社会不安障害の症状は、「会食恐怖」というものです。
会食恐怖についてもこの記事の中で説明しているので、ご自身も当てはまっていないかぜひセルフチェックしてみて下さい。
社会不安障害の症状に長年悩まされ病名に気付くのに遅れてしまいましたが、長年自分を苦しめていたものの正体が分かった時は、少し気持ちが楽になりました。
社会不安障害の症状はあがり症などと一緒にされやすいことや、病名が知られていないこともあり、本人が相当苦しんでいても性格や甘え、怠けだと思われがちで辛さを中々理解してもらえません。
しかし、自分の悩まされていた数々の症状が社会不安障害という病気だということが判明したことで、正体を少し掴めてホッとしましたし、話し合いを重ねることで家族にも理解してもらえるようになりました。
この記事にたどり着いた方には、日常生活に支障が出るほどの辛い症状を再確認してもらい、この記事で挙げる症状に当てはまった場合には、心療内科・精神科を受診し、早期に社会不安障害に対する処置をしてほしと思います。
社会不安障害の特徴的な症状について9つ紹介します【セルフチェックにお使い下さい】

社会不安障害の人が抱えている主な症状について以下に具体例も合わせながら書いていきます。
あくまでも症状の重さが重要なので、1つしか当てはまらないから社会不安障害ではないというわけではありません。
自分の当てはまる項目を重点的にお読み頂き、セルフチェックをして頂けると幸いです。
1、人前で食事ができない

会食恐怖と呼ばれる症状です。
甘えや気後れなどではなく、本当に人前で食事ができなくなったり恐怖に陥ります。
常に人目が気になり、人に見られたり周りに人がいるだけでも緊張して食べ物がのどを通らなくなる場合には会食恐怖であると言えるかもしれません。
僕のように体が動かなくなったり震えが止まらず食べ物や飲み物を口まで運べない場合には、完全に会食恐怖の症状が現れていると言えると思います。
他の症状として、吐き気や動悸があります。
会食恐怖は、学校給食がキッカケで発症する人も少なくないようです。
全部食べることを強制され、残すと先生に怒られたり罰を受けたりしたことのある人もいると思います。
「残したらいけない」と強迫観念に捉われ、胸が詰まってしまったり動悸が激しくなったりして、どんどん焦って追い込まれてしまいます。
食べるときに自分の手が震え、「周りの人に変に思われていないか」「食べるときの音が周りの人に嫌がられていないか」と極度に気にしてしまうといった症状もあります。
こういった症状を放置して無理して食事を続けていると、人前で食事をすることがままならなくなり、どんどん人と食事をする機会を避けてしまうケースがほとんどです。
自分の場合は社会不安障害の中でもちょっと特殊で、首の震えと硬直により、飲み物や食べ物を口元まで持っていくことができないという症状があります。
「特殊」と言ったのは、僕と同じような症状をほとんど聞いたことが無いからです。
僕と同じように、首から上が震えたり、首が硬直して飲み物や食べ物をどう頑張っても口元まで持っていくことができないという症状がある方は、ぜひコメントやツイッターでDMを下さると嬉しいです。
ぜひ話を聞かせて下さい。(人それぞれどんな社会不安障害の症状があるか、どれだけ苦しんでいるかということをブログで伝えていきたいので、具体的な症状や体験談を聞かせてもらえると嬉しいです。)
僕の場合、以上のような一般的によく言われている症状の他にもいくつかあったり、細かい点についてもいくつかあるので、参考程度として以下に書き加えておきます。
- 首の震え(食べ物や飲み物が口に近付くにつれ首から上がブルブルと震え、どう頑張っても口元に食べ物を近付けることができない)
- 首の硬直(首の震えだけがあり、自分で自由に首を動かすことができない)
- 腕が動かなくなる(食べ物や飲み物を口元まで持っていけなくなります)
- 手の震え
- 手汗
- 胸のつまり(これは上でも述べたことですが、自分の場合について具体的に述べると、緊張と恐怖から胸のあたりがキューッとなって食欲が無くなり、食べることが困難になります)
これらの症状は確実に外での食事に支障をきたしているので、社会不安障害の症状の1つであると言えます。
2、人と接する際に極度に緊張したり、恐怖を感じる

対人恐怖と呼ばれる症状です。
周りの人が怖く感じて萎縮してしまったり、どう接したらいいのか分からずパニックに陥ったり、自分の意思とは関係無くおかしな行動を取ってしまったりします。
人とどう接したらいいか分からなかったりどう立ち振る舞えばいいか分からず、自分だけ孤立してしまうことも少なくないです。
社会不安障害の人は「相手に不快感を与えていないか」「自分が嫌われていないか」ということを極度に気にしてしまいます。
自分も周りに挙動不審と思われるようなおかしな行動をとってしまうことがあります。
何よりも体が硬直して動くことができなくなってしまいます。
頭では常に正常なことを考えていても、自分では中々体をコントロールすることができないものです。
上で述べた会食恐怖と同じく、首から上がブルブルと震えてしまったり、動けなくなることが多々あるので、知らない人からすると変に思われることが多いです。
3、人前で字を書くときに手が震えて字が汚くなってしまったり、字が書けなくなってしまう

書痙(しょけい)と呼ばれる症状です。
これは、僕が食事をするときに筋肉が強張ってどう頑張っても食べ物や飲み物を口に運ぶことができないのと同様に、「字を無理にでも書こうと思っても書くことができない」という症状を抱えている人が社会不安障害の方の中にはいます。
健康な人からすると信じられないことかもしれませんが、「いやいや、そんなこと普通にできるでしょ(笑)ガキだってできるよ(笑)結局は気の持ちようでしょ!」ということがどう頑張ってもできないものなのです。
肉体的な病気で体を思うように動かせない人がいるように、精神的な病気で体を思うように動かせない人もいるということです。
書痙の症状を抱えている方は、「他の人の字が上手に見える。自分の字が汚くて読む人を嫌な気持ちにさせていないか。」と考える方が多いようです。
それで余計に、字を書くことへの恐怖感が増してしまいます。
社会不安障害の数ある症状全てが絶望的に重い僕が、唯一この書痙だけは症状が軽い方だと思っています。
最近は無いですのですが、この書痙に関しては小学校3年生くらいの時に初めて実感したことがあります。
同じクラスの人に書くものを頼まれ、その人の前で字を書いている時にすごく緊張して手の震えや緊張を抑えながら書いていたのをよく覚えています。
もしかすると、別の症状に意識が行き過ぎて書痙にまで頭が回らないということもあるのかもしれません。(あくまで憶測ですが…)
社会不安障害では、意識をどこに向けるかが大切だと病院の先生に言われたことがあり、まさにその通りだと思っています。
(もちろん、それだけで克服できるわけではありませんが、長期的にどこに意識を向けているかで精神に大きな影響を与えるのかなと思っています。)
4、人前で発表したり発言することに極度の恐怖を感じたり緊張する

スピーチ恐怖と呼ばれる症状。
症状の重さはピンからキリまであると思いますが、この症状を抱える人は結構多いのではないかと思います。
症状が軽くて仕事や学校生活に支障が出ない場合、自分自身でコントロールが効く場合、本人が辛くない場合などには社会不安障害ではなく、あがり症に分類されるかもしれません。
発表する番になると頭が真っ白になってしまったり、激しい動悸がする場合には、スピーチ恐怖であると言えるかもしれません。
僕の場合、自分の番が回ってくる前の心臓の「バックンバックン」という音と手汗や全身の冷や汗、手足の震えは半端じゃないです。
膝がガクガクと震えてそれを抑えるのに必死だし、手のネチョネチョを拭き取るのにも必死だったりします。
もしかすると同じような症状の方もいると思います。
緊張で声が震えたりどもったりすることに加えて元々声が小さいこともあり、自分の発表の番や日直の挨拶になると多くの人に笑われることも日常茶飯事でした。
学年全体の号令をするとき、自分がその日の日直だったので先生に指名され、(ごくごく普通に)挨拶の掛け声をしたら、「ほぼ全員か!?」というくらいほとんどの人が一斉に大爆笑し始めて、それもメチャクチャ傷ついた記憶があります。
急に指名される場合には大丈夫な人もいるらしいですが、前もって発表の準備をしなければいけず、「あと何日後に発表がある」と日にちを決められていると不安が煽られてしまう人も結構いるらしいです。
確かに僕の場合も日にちが決まっていたりすると、焦ってしまったり必要以上に構えたりしてしまいます。
起きている時にそのことがずっと頭に引っかかってしまうのはもちろん、夜ずっと眠れなくなってしまうことがほとんどです。
心の病から不眠症になっても、周りの人には「夜更かししているからだ」「怠けているからだ」「朝に弱いんだ」「自己管理がなってない」「目覚ましをセットしてないからだ」と一蹴されてしまうことが多いように思います。
ちなみに、人前で発表をすることだけが恐怖の対象で、他の状況で不安や恐怖を感じない患者は比較的治療が上手く進むケースが多いそうです。
5、周りの視線が極度に怖い、視線を強く感じる

視線恐怖と呼ばれる症状です。
普通に歩いたり、何か作業をしている時でも常に周りの視線を強く感じ、その視線に圧倒されます。
そして、全身の筋肉が強張り、手足が固まってしまう場合には完全に視線恐怖の症状であると言えるかもしれません。
実際には見られていない場面でも、周りから監視されているように感じ、そわそわしてしまいます。
僕の例で言うと学校の授業中はもちろん、掃除の時間や廊下を歩くときなど、常に見張られている感じがし、物事に集中することができませんでした。
物事に集中できないだけでなく、体の硬直や震え、動悸などももちろんあります。
そもそもサルを始めとする動物全般が相手の目を嫌う生き物で、人から二つの目で見られることに恐怖を感じることは、社会不安障害の基本的な症状と言われています。
本人が本当に辛くて悩んでいても、周りからは「神経質になりすぎ」「気にし過ぎ」と言われることがほとんどです。
また、学校で席に座るときなど前の席に座ると後ろからの視線が気になり、自分がどう思われているか不安になり、緊張感や恐怖感でその場にいることが苦痛になります。
自分の場合は特に、一番後ろの席に座っても横からの視線が気になったり、「突然振り返られたり、近くの席の人に急に絡まれたり因縁をつけられたりするのではないか」という不安が常にあります。
単に「自意識過剰だよ」と言われてしまうかもしれないが、中々その状態から抜け出すことができないところが病的とである言えると思います。
自分の場合、そういったことが本当に起きることがよくあったので、余計に構えてしまいます。
病院の先生なんかでも「不安に思っていることは実際に起きないから大丈夫ですよ」的なことを言ったりしますが、やはりこういったことは実際に被害に遭ったことのある人でないと理解することは難しいものです。
自分で症状をコントロールできればいいのですが、社会不安障害の人はそれが困難です。
授業に全く集中できないくらい周り(360度)が常に気になり、落ち着く暇がなく、全体の筋肉は強張り、動悸も激しくなるので、ここまでの症状がある場合には、「社会生活に支障をきたしている」と言えると思います。
6、人前で電話することを極度に恐れる、電話ができない

電話恐怖と呼ばれる症状です。
電話の音が鳴ると心臓がドキドキして電話に出ることができなかったり、電話に出ても思うようにしゃべれない・声を出すことができない場合には電話恐怖の症状が出ていると言えます。
周りに人がいるときに電話が鳴ると、周りの人が一斉に自分に注目するのではないかと思ってしまったりします。
また、電話をしている時に周りの人に変に思われていないか、ちゃんと対応できているか、ということも気にしてしまいます。
電話の音が鳴っただけで怖くなったり心臓がドキドキしたり、手が震えたり胸が締め付けられるような場合には電話恐怖の症状であると思います。
僕自身、12歳の頃から明確に現れている会食恐怖と視線恐怖にばかり気を取られていて忘れていることが多いのですが、今思うと電話恐怖は小学校低学年の頃から明確にありました。
おばあちゃんや親せきのおじさんから電話がかかってくると、姉は明るくハキハキと親しげにしゃべっていました。
僕はと言うと、緊張で声が思うように出せず、相槌や返事も「うん…」と言うことが多く、周りでそれを聞いている母や姉に「ウンじゃなくてハイでしょ!」とよく怒られていました。
周りから見るとただ単に礼儀がなってないと思われてしまいますが、少しでも声を出すことすらできなくなるのが(重度の)電話恐怖の症状です。
そして、周りから毎回そのように罵られ続けると、さらに周りを気にしてビクビクしてしまいます。
当時は社会不安障害というものが家族はおろか、自分自身も分かっていなかったので仕方ありませんが、現在そういった症状で悩まされている方(もしくはその家族の方)は少しでも電話恐怖の症状に理解を示し、適切な対処をしてほしいと思います。
7、近くに人がいるとトイレができない

排尿恐怖と呼ばれるものです。
周りに人がいると排尿ができなくなってしまう症状です。
どう頑張ってもおしっこが出ない状態になります。
スピーチ恐怖と同様に、他の場面での恐怖は無く排尿の時にだけ恐怖感があるという人もいますが、これもやはり社会生活を送る上で大変困ってしまうことなので、性格や気の持ち方の問題ではなく、適切な治療していく必要があります。
後ろで待っている人のために早くしなければと焦ってしまっておしっこが出なくなってしまいます。
トイレをしようとしたときに、隣の人にジロリと見られたことがキッカケで発症する人もいます。
人のいない隙を狙ってトイレに行くしかなくなり、もし人の足音が聞こえてきた場合には焦って心臓がドキドキし、おしっこが出なくなってしまいます。
もしトイレの中に他の人がいても大丈夫な場合でも、後ろで待っている人がいるとおしっこが出なくなってしまう人もいます。
僕の場合、排尿恐怖の症状も自分の中では軽い方で、外出先でトイレに行ったときにおしっこは普通に出ますが、後ろに人が並んでいると出なくなることがあります。
トイレにおいて僕の一番大きな壁はおしっこをすることよりも、トイレに行くまでの道のりを歩くことはもちろん、トイレの前の多くが入り組んでいて死角になっていることです。
僕は角から人が突然現れることに恐怖を感じ、お店の中でもどこでも、角が近くなると動悸や体の硬直が酷くなり本当に角から人が出てくると、ビクッとなって首から上がブルブルと震えます。
これが症状の酷い時になると、人との距離が結構あいていても、首から上がブルブルと震え、ビクビクと怯えてしまいます。
誰もいない隙を狙っておしっこをしている時に人の足音が聞こえてくると心臓がドキドキしておしっこが出なくなってしまう人と同様に、僕は足音が聞こえてくると動悸と体の硬直が激しくなります。
実際に人が現れると体が固まったり、首から上が震えてしまったり、おかしな動きをしてしまいます。
また、僕は近くに人がいるとおしっこが出なくなるということはそんなに多くはありませんが、近くに人がいるとほぼほぼ動けなくなってしまうので、トイレから人がいなくなるか、少なくなってから便器を離れます。
人がいなくなるまではおしっこをしているふりをすることも多々あります。
トイレに近づいてくる足音がしている時にも動けなくなります。
僕の場合、おしっこしている所を露骨にジロジロと親しくない人に見られるということが小中高それぞれにありました。
僕はそういったキッカケが無ければ(軽度の)排尿恐怖にならなかったとは全然思わないのですが、単純に親しくもない人にニヤニヤしながら見られると嫌な気分になりますし、なんか怖いです。
他の記事でも書いていることですが、僕の場合は重度の社会不安障害な上に人からかなり舐められやすいという特殊(?)な例なので、ちょっと極端かもしれません。
いじめについての記事なんかも書いているので、よかったらそちらも読んでいって下さい。
8、注目されると顔が赤くなったり、汗をかいたりする
赤面恐怖と発汗恐怖。
この2つの症状をまとめて書いていきます。
小学生の頃は、目立ちたがり屋で友達がたくさんいておしゃべりでよく赤面して恥ずかしがっている女の子がクラスに一人いましたが、それ以外は頻繁に赤面している人というものをあまり見た記憶が無いです。
しかし、世の中には赤面してしまう人や緊張で冷や汗をかいてしまう人は結構いると思います。
赤面恐怖は照れやすい性格が引き金となったり、「冷やかされたことがキッカケ」で発症してしまう例も多々あります。
好きな異性を目の前にしたとき、赤面して周りの人から冷やかされたりなんかがよくある例です。
僕は小学生や中学生、高校生の時、全く話したことの無い女子のことを好きみたいな噂というか、「お前、あの子のこと好きなんだろ」と赤面とか事実もなにも関係なく急に言われることがあったので、異性の前で赤面してしまって冷やかされたことのある方は安心してください。
学生の頃の男子はそんなことで盛り上がれてしまう人が結構多いです。
冷やかされても赤面しなかったり、軽く流せてトラウマにならない人であれば赤面恐怖にならずに済むのですが、赤面しているのを過剰に意識してしまう(過剰反応)人は赤面恐怖になりやすくなってしまいます。
赤面恐怖は恥ずかしい体験や緊張、過剰反応が引き金となっているケースが多いので、赤面恐怖の症状が酷い患者は薬物療法と認知行動療法を使って治療していくそうです。
発汗恐怖も同じく、元々赤面してしまう体質の人と同じように、緊張から汗をかきやすい体質の人がそれを過剰に意識してしまい、より汗が酷くなってしまう症状もあります。
酷い人になると、学校の授業中に額から汗がポタポタと机に垂れてしまう方もいるそうです。
僕は昔から手汗が酷く、近くに人がいたり人混みに行くとそれが顕著に現れるのですが、それを以前通っていた病院で話したときに「症状がもっと酷い人になると、手から汗がポタポタと垂れたり、スマホが水没してしまったりする」ということを聞いたことがあります。
僕はどちらかと言うと「ベタベタ」する汗をかくのでスマホが水没することは無いのですが、やはり日常生活に支障が出る場合には早めに病院で診てもらった方がいいです。
僕は普段話をする人でも緊張するので、常に誰と話しても汗をダラダラとかきますし、赤面するときもあります。
なので、普段話をしている人にも「なんで顔赤くなってんの?」「顔赤くして気持ちわりぃよ」なんて言われることもありました。
特に過剰反応してしまう人なんかは早めに心療内科・精神科へ行き、薬の力を借りながら精神療法や認知行動療法を行っていくべきだと思います。
9、不安や恐怖、そこから来る回避行動により、社会生活に支障が出る(回避性人格障害)
これは社会不安障害の症状と言うよりも、社会不安障害から来る病気か性格(どちらか分からない)のようなものです。
社会不安障害の人ほとんどに、この回避性人格障害があると思っています。
劣等感が強く傷つくことを恐れ、恐怖を感じる状況(日常生活で必要なこと)から避けている場合には回避性人格障害と言えます。
回避性人格障害だからといってどうこうという問題では無いのですが、社会不安障害が精神疾患であるとはいえ、回避行動が癖になったり日常生活を送ることが困難になってしまうほどになると、適切な治療が必要になってきます。
もちろん自分一人だけの力では難しいので、薬や医者、家族の協力を得て治療していきます。
最後に
これらの症状がある場合には社会不安障害の疑いがあると考えてよいと思います。
家族など、自分の大切な人がちょっとおかしいなと思う場合には、こういった症状が現れていないか注意深く観察してみることが大切です。
症状が慢性化して、引きこもりや重度の社会不安障害、パニック障害や強迫性障害を併発してからでは治すのがより難しくなってしまいます。
以上のようなメジャーな症状に加え、自分の場合の細かい点について述べておきたいと思います。
自分と似た症状があるなと思う方はぜひ参考にしてみて下さい。
- 手足の震え
- 手汗
- 首の硬直、震え
- 体全体の硬直
- 動悸
- 声が出せない
- のどの渇き
- 自己嫌悪
- 回避行動
こうして体に現れる症状でも、周りには中々理解されないものがほとんどです。
「気持ち悪い」「変な人」「怠けている」「挙動不審」「行動力がない」。
こういった一言を吐き捨てられることも多々あります。
もしくは冷たい目で見られることもあります。
しかし、そういった悪口を言う人たちに認められるために無理をすることや「自分はダメな人間なんだ」と思うことは社会不安障害を治す手助けになるとは言えません。
薬の力を借りて神経を整えたり、専門家のアドバイスを取り入れて考え方の癖を改善したり、家族で話し合うことが一番の近道かなと思っています。(一見遠回りのように思えるかもしれませんが。)
いずれにしても、まずは「自分はどんな症状を抱えているのか」を理解することから始まるので、この記事が参考になれば幸いです。
経験者なのでこの記事に対する反論は受け付けない。反論は社会不安障害歴30年以上の人(本人)に限る。(ある程度年齢がいってから社会不安障害になった人や発症してからすぐ病院に行った人は比較的治りやすい傾向にあるので。)
(相変わらず性格悪いけど的は射ているはず。)
精神疾患になったことのない人がベラベラしゃべるよりも、実際に経験している僕が述べたことが真実です。
僕がここで述べたこと以外にも、実際に経験している(経験したことのある)社会不安障害の症状があればコメント欄やツイッターのDMなどで教えて下さると幸いです。