こんにちは、あきです。
僕は大学4年目の6月頃に休学届を提出し、翌年の4月に大学を中退しました。現在27歳です。
大学を中退してからは家に引きこもることがほとんどで、引きこもりニートになってから4年以上が経っています。
結論から言うと、大学を4年目で中退して引きこもりニートになったことは間違った選択では無く、人生終わりでもないと思っています。
大学を中退して引きこもりになることを他人に勧めたり、大学を中退してよかったということは決して言いませんが、少なくとも大学中退=間違いではないはずです。
引きこもりニートという点については後に詳しく述べていきますが、社会不安障害(対人恐怖症)である僕のように、病気で普通の社会生活を送ることができない人にとってはやむを得ない選択だと思っています。
もちろん、人として最低限生きていくためには外に出られるようにならなければいけませんが、外に出られず引きこもりニートをして一人でいる時間が長い今だからこそ、考えられることもあるのかなと思っています。
世の中的には大学を中退して引きこもりニートなんてあり得ないと思われるかもしれませんが、この記事を読んで「そういう生き方をしている人もいて、大学中退や引きこもりが一概には悪いこととは言えないんだな」と思っていただければ幸いです。
何よりも、大学を退学して後悔してしまっている方や現在引きこもりニートになっている方、将来に不安を感じている方に読んで頂けたらと思っています。
大学を中退したからといって決して人生終わりではなく、これからどういう生き方をするかの方が大切なので、将来に不安を感じている方にこの記事が参考になれば幸いです。

大学を4年目で中退し、引きこもりニートをしている27歳の僕は人生終わりなのか?

大学を中退して引きこもりニートになると「人生終わり」とか「人生詰み」、「落ちこぼれ」などと巷では言われていますが、大学中退や引きこもりニートによって今後の人生が終わりになるとは思っていません。
大学を中退することなく無事に卒業して、引きこもりニートにならず良い会社に就職した人が幸せな人生を歩める保証も無いです。
幸せになれる確率は高くなると思いますが、それでも大学を中退したからと言って、そこまで大きく変わるものでは無いと思っています。
大学を中退して引きこもりニートになると、就職をする上で不利になったり偏見の目で見られるかもしれませんが、そうするしかなくて大学中退や引きこもりニートを選んでいる人にはその人なりの生き方があると思っています。
そもそもなんで大学を4年目で中退したのか?
僕は中学1年生の頃に社会不安障害(対人恐怖症)という病気の症状を自覚したのですが、その症状というのが以下のようなものでした。
- 外に出るのが怖い
- 外に出ると息苦しい、極度に緊張する、恐怖に襲われる
- 人前で食事をすることができない
- 人前で歩くことが困難(人の後ろを歩くのが精一杯)
- 人が近くにいるだけで動けなくなる
大学の3年目くらいまでは中退を考えずになんとか頑張っていました。
学校へ行くこと、1秒でも学校で過ごすことは本当に辛いことで、動悸や吐き気、手汗はいつも酷いものでした。
中学、高校生の頃までは両親が厳しかったこともあって無理にでも毎日学校へ行き、吐き気や震えを抑えながら学校生活を送っていました。
しかし、どれだけ普通の生活を送ろうとしても症状は悪化し、就職活動への不安が募るばかりでした。
社会不安障害(対人恐怖症)の症状が酷くて学校生活を送ることや普通に買い物をするだけでも困難だったので、就職活動をして社会人として生活をすることはできないと思っていました。
大学生の2年生以降になると、体の硬直や首の震えは酷くなっていきました。
心療内科の先生でさえも社会不安障害という病気をあまり理解できていない方がほとんどなので、「もっと外に出て慣れていきましょう」と言われることがほとんどですが、慣れるどころか悪化することの方が多いです。
そういったこともあり、大学2年生の終わり頃から薄っすらと、テレビでホリエモンや井戸実社長を見て「起業してみたいな」と思うようになりました。
大学3年生のゴールデンウィーク中にそのことを父に話すと、週末起業の本や資料を貸してくれました。
どうやら父も、起業を考えていた時期があるそうです。(僕が小学生くらいの頃)
そして読み進めるうちに、見事にネット起業に興味を持ってしまいました。
大学3年生の5月から、寝ている時間と大学に行っている時間以外のほとんどをネットビジネスの勉強や作業に費やしていました。
全然結果は出なかったのですが…。
外に出ることも就職活動することもできないのでネットを使って自分の力で稼ごうと思い、丸一日作業していることが多く、学業が疎かになり、気が付くと単位が取れなくなっていました。
そして、ちょうど1年後(大学4年生の5月)に最低限の生活費を稼げるようになったので休学することに決めました。
最初は休学して落ち着いたら大学に戻りたいと思っていました。
しかし毎月の生活費を稼ぐだけでギリギリだったし、外に出れないことに変わりはなかったので、翌年には退学届を出しました。
地元に戻って一人暮らしを始めたときに退学届を大学に送りました。
むしろどんどん外に出れなくなりました。
毎日学校へ通っていても精神的に負担は掛かる一方ですが、一日中パソコンに向かうという行為はもっと精神的に自分を追い詰める結果となってしまったように思います。
僕が大学を4年目で中退したより詳細な理由は以下の記事で書いているので、良かったらこちらもご覧頂けると嬉しいです。

大学を中退して、どんな引きこもりニート生活を送っているのか?【その後の人生】
「引きこもり」「ニート」と言うと聞こえが悪いですが、ブログを書くにあたり、「引きこもり」「ニート」という分かりやすい言葉を使うことしか思いつかなかったので、敢えてこの言葉を使っています。
もう既にこの段階で引きこもりニートですが、大学を4年目で中退したその後の人生ついても説明しておこうと思います。
大学を中退して地元に戻ってから約1年半の間、ネットで最低限の生活費を稼ぎつつアパートに引きこもっていました。
24歳になったくらいの頃、完全にネットで稼ぐことが不可能となり、実家に戻りました。
そうなる少し前から心療内科へ通っていたのですが、病院を変えるタイミングだったこともあります。
それからはずっと実家で引きこもりニートをしています。
厳密に言うと、家族と会話をしたり週に1、2回ほどは家族と一緒に買い物や病院に行ったりはしています。
世間で騒がれているようなガチガチの引きこもりニートではないですが、自分の力だけで生活することはできないのでやはりニートです。
家族と一緒にいる以外の時間は何をしているのかというと、映画観賞やYouTube、音楽鑑賞という怠惰で最低な生活を送っています。
ちなみに僕は普段、こんな感じの部屋で過ごしています↓

引きこもりのご両親の方などは以下の記事を読んでもらえると嬉しいです。

理由があって大学を中退したのであれば、それは人生終わりではない
大学を中退することは正解ではないけど、不正解とも言い切れないというのが僕の本音です。
もちろん大学を卒業するに越したことはないので、大学を4年目で中退した自分を決して誇りには思っていないですが、恥ずかしくて人に言えないとも思っていません。
僕と同じように事情があって大学を中退した人に「大学を中退してよかったと思いますよ」なんて無責任なことはもちろん言わないですし、「大学中退は間違った選択ですよ」なんてことも言いません。
経済的な理由や病気、人間関係、学業不良(これについては正直なんと言えばいいか分からない…)。
人それぞれ事情や理由があって大学を中退するはず。
引きこもりやニートになってしまうことも、同様であるケースがあると思います。
だから大学を中退することはその人にとってよかったとは一概には言えないですが、その時の自分自身が学校へ通い続けることが困難だと判断したり別の道の方が自分にとって最善の選択だと判断したのであれば、それは正しい選択だったと言えると思います。
「とりあえず大学に行った方が良い」というのは具体的な根拠に欠けるし、個人個人を考えると、必ずしも大学へ行くことがその人の幸せに繋がるとは言えないかなと思っています。
もちろん未来のことは誰にも分かりませんが…。
大学を中退する人はみんなそれぞれに事情を抱えて辞めるわけですから、本来は世間から冷たい目で見られるような人たちではありません。
しかし、これからの人生で「大学を中退した人間=最後まで物事をやりとげることができない人間」と判断する人がいることは覚悟しています。
大学を中退して引きこもりニートになると、その後の人生はどうなるのか?

大学を4年目で中退した後の人生はどうなる
大学を中退したその後の人生として、一応現在の僕は今までの人生で一番幸せに過ごさせてもらっています。
大学を中退すると、
- 新卒として就活ができない
- 大卒枠で転職できなくなる
- 面接で不利になる
という、大学を卒業した人と比べると就活で不利になってしまうことは避けられないというのは事実だと思います。
まともな企業に就職できないという意見もあると思いますが、性格が歪んでいる僕にはこんな疑問が浮かびます。
- まともな企業ってどこ?
- 「まとも」の定義って何?
- まともな企業に就職すれば幸せになれるの?
- 大学を卒業すればいい人生を送れるの?
今の時代は特に様々な会社や働き方があるので、高卒でもそれなりに選択肢はあるのかなと思っています。
「どのように過ごしているか」ということが大切
ただ、「大学を中退した理由」「大学を中退したあと何をしていたのか」というのは相手にとっての唯一の判断材料なので、これは本当に大事なことだと思います。
現在27歳で、22歳の頃に大学を中退した僕のその後の人生としては、引きこもりニートですが今のところはお金や肩書きに困ることなく生きています。
大学を無事に卒業した人や会社で働いているであっても、その人の今後の人生がどうなるかは誰にも分かりません。
なので、大学を中退した人や引きこもりニートになった人と、そこまでその後の人生に大差は無いのかなと思っています。
大学を中退した人や特に引きこもりニートの人は再出発する上で不利なことが多いかもしれませんが、その後どういった人生にするかは自分自身でどうにかなるものだと思っています。

大学を中退したり引きこもりニートでも、まだまだ可能性は秘めている【なんとかなる】

本当にこの話も「お前が言うな」という感じですが、僕を含め自分と同じような状況にある方に希望を持ってほしいという気持ちを込めて書いていきたいと思います。
高学歴だからといって仕事ができるわけではない
もちろんこれは「大学を中退している人間の方ができるんだ!」というわけではないです。
ごくごく当たり前の考えかもしれませんが、以下の4パターンに分類されるのかなと思っています。
- 高学歴で仕事ができる
- 高学歴で仕事できない
- 低学歴で仕事ができる
- 低学歴で仕事できない
真面目に学校へ通い続け、勉強やスポーツにもしっかり取り組んできた人の方が仕事もできる可能性が高いというのは否めないです。
ただ、そこまで差があるとも思えません…。
僕の父が務めている会社には高卒の人から東京理科大学などの優秀な大学を卒業した人まで色々な人がいるそうですが、いい大学を出ていても全然仕事ができない人は結構いるし、高卒でも仕事ができる人は沢山いるそうです。
自分が低学歴だからといって否定するわけではありませんが、肩書きは所詮肩書きでしかないと思っています。(高学歴の方、スミマセン…)
大学を中退した人や高卒、引きこもり、ニートの方が可能性がある
これは単にビジネスというものに未練のある僕が信じたいだけのことですが…。
ホリエモンが自身のYouTubeチャンネル内で、質問に対してこんな回答をしていました。
「真面目に働いてきた人」は中途半端です。
私は小利口と呼んでいますが、(ニートは)選択肢が起業しかないので背水の陣で頑張れるし常識がないから一般人がやりそうにないことをやって結果として成功するケースがあるってことです。
はっきり言って大多数と同じことをするのが起業する際に障害になることが多いのですよ…。
そして、動画の最後の方で言っていたこの言葉がすごく心に残りました。
選択肢が無くなるとやるしか無くなる
これを聞いて、起業で成功している人に大学を中退した人や中卒・高卒・元ニートの人が多いことに納得がいきました。
選択肢が多いに越したことはないけれど、選択肢がないことによってそれがプラスに働くこともあるのだと思いました。
その時の動画はこれです↓
ちなみにですが、メンタリストDaiGoも「ニートでも成功している人いっぱいいますよ」と、これまた自身のYouTubeチャンネルでサラッと言っていたことを思い出しました。
ただここで僕が強く言っておきたいことは、真面目に働いてきた人やサラリーマンである父、色々なアルバイト・パートをしてきた母の仕事や生き方を批判するわけではないです。
真面目に働いてきた人たちがいるからこそ、僕のような戦力外のニートでも生きることができています。
本当にありがたいことです。



モザイク雑ですみません…。あと、勝手に画像拾ってます…。
就職できなかった・元引きこもりなどで成功している人たち【僕たちに関係あるか分からないけど…】
- ジャック・マー(アリババ創業者)

総資産約4兆円で、中国最大の企業「アリババ」の創業者です。
昔、ソフトバンクの孫正義に出資してもらったことがあるみたいです。
就職活動で30社に落とされたので自分で会社を興すことに決め、その後もアリババで成功するまでに40個も会社を興してすべて失敗したという苦労人です。
- 神王リョウ(投資家)
今はどうなっているか分かりませんが、資産30億を超える投資家です。
就職氷河期だったこともあり、70社受けて1社にしか受からなかったそうです。
- J・Kローリング(ハリーポッターの著者)

あのハリーポッターの原作を書いた人です。
この人についてそんなに詳しいわけではないのですが、生活保護を受けていたり友人に借金をしていたくらいお金に困っていたそうです。
うつ病を患いながらもシングルマザーとして頑張っており、のちにハリーポッターを大ヒットさせ、2002年の年収は約182憶だったそうです。
その直前まで生活保護受給者だったというのが信じられないくらい人生大逆転です。
ちなみに、2018年のイギリス版長者番付によると、J・Kローリングの総資産は推定約1000憶円だそうです。
ここで取り上げた人たちと大学を中退した人・引きこもりニートの人たちとは何の因果関係も無いかもしれませんが、
- 大学中退=人生終わり
- 引きこもりニート=人生終わり
ではないということが、この記事を通して一人でも多くの方に伝えることができたのなら嬉しく思います。
ただ、僕が大学を中退することを決心した決定的な理由は本当に情けないので、今後同じような人が現れないことを願っています。

また、僕が仕事を選ぶ際の考えについて約10000文字に渡って書いている記事もあるので、ぜひ読んで頂けると嬉しいです。

大学を中退して引きこもりになり、年金や奨学金を払えなくて困っている方はぜひ下記の記事をご参考下さい。

アメリカからです。あなたのブログがとても役に立ちました。大学4年まで、よく、頑張りましたね。すごいことです。たいていの人にできることでは、ありません。 学歴と人生の成功は、関係ありません。ただ、自分を大事にして、自分に向いた人生を満喫してください。応援しています。
当ブログ初のコメントと応援、ありがとうございます。
返信が遅くなってしまい大変申し訳ありません。
この記事が少しでも役立ててもらえたこと、励ましの言葉を頂けたこと、とても嬉しいです。
事情を知らない方には当然「大学を4年目で辞めたなんてもったいない」と言われることがありますが、この記事を通して理解を示して下さる方が一人でもいることで、書いて良かったと思えます。
まだまだ自分に向いた人生と自分が思う幸せというものを探している途中ですが、自分を大切に生きていきたいと思います。