こんにちは、あきです。
ギャンブル依存症に陥ってしまうと、本当に、精神的にも金銭的にも苦しい生活が続くと思います。
僕は、確率的に9割以上のギャンブルが確実に負けるものであること、ギャンブルがどのように依存させるかを論理的かつ過去に経験しながら理解しているので、ハマらずに済んでいます。
3年ほどやっていたオンラインポーカーを通して学ぶことができました。
しかし、僕のように現在ギャンブルに依存していない人でも、未来のことは分かりません。
ギャンブルの仕事に従事する経営者や研究者は依存させるために日夜工夫しているためです。
多くの人々がギャンブルにハマってしまうのも無理はありません…。
実は、僕の母は昔からパチンコ依存症気味で、本人は依存症では無いと言い張っていますが、家族から見るとやや依存症気味だと感じています。
なので、この問題に関して、僕は昔から他人事とは思えません。
そこでこういった記事を書こうと思いました。
ちなみに僕は、小学5、6年生の頃はメダルゲームにハマっていて、学校にいても頭から離れないような状態でした…。
パチンコやパチスロはやったことありません。
僕のようにハマりやすいタイプでも、物事の捉え方次第でだいぶ変わってくるとも思っています。
前置きが長くなりましたが、「ギャンブルをやめたいのにやめられない」という方を中心に、ギャンブル依存症に陥ってしまう心理と改善方法について書いていきます。
先日、ツイッター依存に陥ってしまう心理やツイッター依存から抜け出す方法についても書いたので、こちらも参考にしてみて下さい。
こちらの方が、自分の力で依存症から抜け出す具体的な方法を書いているかもしれません。

ギャンブル依存症に陥る闇深い心理と改善の糸口について~やめたいのにやめられない方へ~

誰にでもギャンブル依存症に陥ってしまう可能性はあります。
それは、ギャンブル業界が人間の心理を研究し、依存するように作っているからです。
ギャンブル依存症に陥るとそこから抜け出すことはなかなか大変な道のりですが、まずは人間がギャンブル依存症に陥ってしまう心理について理解しておくことで、少しは解決する糸口を見つけ出せるように思います。
ギャンブル依存症に陥る人々
日本はギャンブル依存症の人が一番多い国です。
推計320万人いると言われています。
ギャンブルに一度ハマってしまったら、今まで以上に注意が必要です。
- 引き際が見極められない
- 生活費にまで手を出してしまう
- 借金してまでのめり込む
このような人はギャンブル依存症である可能性が高いし、生活にまで支障が出てる以上は家族や専門機関の協力が必要になります。
ギャンブルがやめられないのは「プロセス依存」の一つで、ゲームや買い物がやめられないのと同じ心理です。
プロセス依存:高揚感をもたらしてくれるものにのめり込むこと
万引きやダイエットも同じ心理です。
ギャンブル依存症に陥る闇深い心理
心理学用語で、「部分強化」というものがあります。
これは、何かを行った際にたまにしか報酬を得られないというものです。
この部分強化はギャンブルの特徴で、たまにしか見返りがないということが、人を熱中し集中しやすくさせます。
これが、人々をギャンブルにハマりやすくさせるために、パチンコ業界やカジノ業界が使っている心理テクニックです。
これに対し、何かを行った際に必ず見返りがあることを「全強化」と言います。
さらに、ギャンブルは報酬の率というものが定まっていないので、余計にハマりやすいものとなっています。
これを、「不定率強化の原理」と言います。
部分強化により、「今度こそは当たる!」と信じて後に引けなくなってしまいます。
ギャンブル依存症のチェックリスト
念のため、これをお読みの方がギャンブル依存症に当てはまっているか、簡単なチェックリストを用意します。
心理学の本からの引用です。
ぜひチェックしてみて下さい。
いつも頭の中でギャンブルのことばかり考えている | |
興奮を求めて、ギャンブルに使うお金が増えている | |
ギャンブルをやめようとしてもやめられない | |
ギャンブルをしていないとイライラして落ち着かない | |
嫌な感情や問題から逃げようとしてギャンブルをする | |
ギャンブルで負けた後、取り返そうとしてハマっていく | |
ギャンブルにのめり込んでいることを隠して、家族などに嘘をつく | |
ギャンブルに使うお金を得るために、犯罪を犯す | |
ギャンブルにより、仕事や学校、人間関係に問題が起きている | |
ギャンブルで借金をしている |
上記のチェックリストに5個以上当てはまると、ギャンブル依存症と診断されることが多いようです。
当てはまった方は、精神科で適切な治療を受けてほしいと思います。
ギャンブル依存症に陥った人たちの心理と改善方法について

ギャンブルを自分一人の力だけで断つことは非常に難しいものです。
家族や精神科の先生、カウンセラーの手助けが必要になります。
ギャンブル依存症の治療は想像以上に難しい
これはギャンブル依存症に限らず、依存症全般は治すことが非常に難しいと言われています。
悲しいことに、完治することはほぼ不可能と言われているくらいです…。
一時的にやめられる人は多いようですが、再びギャンブルにのめり込み、またやめるというケースも少なくないようです。
しかし、症状を良くしていくことは可能なので、現在ギャンブル依存症で悩んでいる方は決して諦めないで下さい!
ギャンブル依存症の治療への第一歩
ギャンブル依存症を抜け出すためには、自分で病気だと認識するところから始まります。
そして、ギャンブルから物理的に離れることが大切になってきます。
ただ我慢するだけでは難しいので、今までギャンブルしていた時間を仲の良い人との交流や運動に置き換えていきます。
何よりもまず、「自分はギャンブル依存症なんだ」と自覚することが大切です。
自分が依存症だと自覚している人は、治りやすい
変化の少ない生活や時間の余る生活をしている人がギャンブルにハマりやすい傾向にあります。
パチンコをしている人に主婦や老人が多いのも納得できます…。
そういった方々の対策として、毎日予定を入れるということも一つの方法としてあります。
以外に思われるかもしれませんが、ギャンブル依存症の人の中には、自覚していない人も少なくありません。
なので、精神科医が依存症の患者に「自分は依存症です」と言わせるまでに何年もかかるそうです。
そこが大きな壁となるようです。
依存症は、患者が「自分は依存症である」と自覚ができて初めて治療ができます。
最初は「自分は依存症ではない」と言う人も多いかもしれませんが、現状を受け入れることで、治療していきやすくなります。
これが、自分で自覚している場合には、治る可能性が非常に高いようです。
ギャンブル依存症に陥る人の心理的特徴と改善を目指す方々へ

ギャンブルにのめり込んでしまう人には、それぞれ心理的な特徴があったり、陥ってしまうだけの理由があったりします。
ギャンブル依存症に陥る人の心理的特徴
ギャンブル依存症に陥る人の心理的特徴として以下の3つが考えられます。
- 一度大勝ちしている
- とてもまじめな人で、現実逃避をしている
- パチンコやパチスロが依存するように作られている
3つ目は心理的特徴ではありませんが、依存するように作られている以上、誰にでもギャンブル依存症になってしまう危険性が秘められています。
ギャンブル依存症は周りの人にも迷惑をかけてしまうので、それを自覚し、周りからのサポートを受けながら精神科へ行くことが必要になります。
お金の問題は、ギャンブルを断つことによって解決するので、ギャンブル依存症である場合には、それを自覚することから始めていきましょう。
カウンセリングや精神科を選ぶ際には、ギャンブル依存症を専門に扱っているところを検索して行ってみるといいです。
認知行動療法や治療プログラムを専門的に行っているところに通う必要があります。
依存症は少しずつ減らしていくことはほぼ不可能と言われているので、「このままギャンブルにのめり込む」か「完全に断つ」かの二択しかありません。
一生ギャンブルをやらないという覚悟が必要です。
治療するためには周りのサポートが必要
ギャンブル依存症は病気なので、本人も周りの人も責めてはいけません。
適切な治療が必要になります。
ギャンブル依存症というのは、ギャンブルさえやめれば解決できる問題なのに、やめることのハードルが異常に高いものです。
「やめれば解決する」という、言葉では簡単なことなのに、やめることができません。
それ故に、周りの人には相談しにくいものです。
自分では「もう二度と行かない」と強く決意しても、再び行ってしまうことの方が多いと思います。
また、再発してしまう怖さもあり、一進一退を繰り返していきます。
再びギャンブルをしてしまっても、自己嫌悪に陥ったりせず、家族や周りの人の協力を得ながら改善するための工夫をしていくことが大切だと考えています。
