社会不安障害

【個人的な】他者視線恐怖症あるある7選について正直に打ち明けます【症状のチェック】

こんにちは、あきです。

この記事では、他者視線恐怖症あるあるについて書いていきます。

社会不安障害(対人恐怖症)である僕の実体験の話がメインになりますが、他者視線恐怖症の症状について詳しく書いているので、ご自身がその症状に当てはまっていないかチェックするための参考にもなると思います。

前回の「自己視線恐怖症あるある」の続きで、先に以下の記事を読んで頂けると話の流れや内容が若干分かりやすいかなと思います。

【超個人的な】自己視線恐怖症あるある6選について正直に打ち明けます【セルフチェック】こんにちは、あきです。 果たして需要があるか分かりませんが、自己視線恐怖症あるあるについて個人的なことを書いていきたいと思います。...

 

【個人的な】他者視線恐怖症あるある7選について正直に打ち明けます【症状のチェック】

以前の記事では、「自分の視線が、相手に対して不快感を与えるのではないかと不安になってしまう」という、自己視線恐怖症あるあるについて書いてきました。

中には他者視線恐怖症のことも含まれていたと思いますが、どんな状況でも「自己視線恐怖症」と「他者視線恐怖症」が混ざり合っていることが多いので、どちらか一方の症状しか現れないということは少ないと思います。

他者視線恐怖症についても、どんなものかというのをウィキペディアから引用したいと思います。

引用するまでもなくそのままの意味なのですが…。

他者視線恐怖症

人の視線を極度に恐れる症状である。

この「他者視線恐怖症」も僕は小学生か中学1年生くらいの頃からずっと悩まされてきました。

決して「気の持ち方」や「前向きな考え」だけでどうにかなるものではありません。(特に社会不安障害になると)

これについても共感できるという人がある程度いるのではないかなと思っています。

 

【対人恐怖症】コンビニで商品を選んでいるとき過剰に店員の視線が気になる【他者視線恐怖症あるある1】

社会不安障害(対人恐怖症)である僕は、大学3、4年生のときによく深夜のコンビニに行ってました。

対人恐怖症の症状が酷く、毎月25,000円払っていた寮の食事にはなかなか行けない状態で、人や車の多い日中にスーパーやコンビニに行くこともできませんでした。

なので、人気の無くなる深夜に近くのコンビニに食べ物を買いに行ってました。

深夜のコンビニ(特に僕が狙いに行っている時間)はお客さんは自分一人しかいないことがほとんどでした。

店員もずっとレジで立って待っている状態です。

そんな状態なので、常に以下のような気持ちで頭がいっぱいでした。

  • 「自分が商品を選んでいるところを見られているのではないか」
  • 「選ぶのが遅いと思われているのではないか」
  • 「盗もうとしていると思われているのではないか」

僕と同じように学校でカンニングやイタズラの冤罪を数多く経験している人は他者視線恐怖症になりやすいかもしれないですね…。

もちろん、それはキッカケの一つにすぎないかもしれませんが、過去の出来事が現在の思考の歪みに繋がる可能性は大いにあります。

他者視線恐怖症により、コンビニで僕のように以下のような体の症状が現れれば社会不安障害(対人恐怖症)かもしれません。

  • 商品を選ぶことになかなか集中できない
  • 上手く歩けない
  • 身動きがとれなくなる
  • 商品を取るために腰を上手く曲げることもできない
  • 心臓がドキドキする

コンビニで買い物をするだけで常にプレッシャーや恐怖感を感じていました。

ちなみに、店内に入る瞬間から極度に緊張はしており、商品のところまで歩くのさえもやっとです。

「じゃあ日中行けばいいじゃん」と言われるかもしれませんが、日中は日中で人がいるので行けません。

人が多ければ多いほど恐怖感や不安が強くなり、震えや体の硬直で上手く外を歩けなくなるので、日中は日中で複数の店員や複数のお客さんがいるという怖さがあります。

日中も深夜もどちらも辛いのですが、コンビニまで歩いていく際に人や車がいない深夜の方がまだ行きやすかったので、深夜を選んでいました。

それに、睡眠障害もあって、日中は起きていたとしても体調が良くないことの方が多いので、やっぱりどうしても深夜になってしまいます。

 

教室に入るとき、周りの視線が怖い【他者視線恐怖症あるある2】

中学や高校、大学でも、既にクラスメイトが待ち構えている教室に入る瞬間はとても怖いです。

自分の席が後ろの席だったらまだマシな方だとは思うのですが、前の席だと前のドアから教室に入らなければいけないことが多く、既に教室の中に入っている人に注目されているような気がしてしまいます。

入った瞬間に一気に緊張感が高まり、自分の席にたどり着くまであり得ないくらい遠く感じ、震えや体の硬直を抑えながら「歩くのもやっと」という感じです。

大学生の時でも同じように前のドアから教室に入ることも怖かったのですが、後ろの席は常にチャラチャラしたグループの人たちが固まっていて、後ろから入ると必ずバッとすごい勢いで後ろを振り返って顔を見てくるので、そっちの方がメチャクチャ怖かったです。

他の学部の人と一緒に受ける授業で、広い講義室に入ったり出たりするときなんかも、歩くたびにジッと顔を見てくる人なんかがいて余計に教室の出入りが怖かったです。

僕自身頭が悪いので、「学歴」や「Fラン大学」などに偏見は無いのですが、実際に偏差値35の大学に入ってみて、約3、4割は「やる気もない」「相手に多少の気を遣う気もない」「人の話をまともに聞く気もない」という学生が多かったという印象が強いです。

あき
あき
そこの大学にしか入れなかったんで文句は言えないんですけれどもね

あとは、中学3年生の頃にも結構偏差値の低い高校(ピンからキリまでクラスがあり、一番最低なクラス)に入学が決まっていて、3月に説明を受けにその高校に行きました。

そして教室のドアを開けるなり、既に教室に座っている生徒の多くからとても冷たい視線が向けられたのをよく覚えています。

あんなに他人の視線で圧力を感じたのは人生で初めてでした。

その中には同じ中学の人も3、4人ほどいたのですが(全員野球部)、そのうちの一人が僕の少し後ろの席の方で、隣の席の女の子に「あいつ、ああ見えて頭悪いんだよ」などと完全に僕の悪口を言っているのが聞こえてきました。

それからしばらくして市立高校の再募集がかかり、そちらを受験して運よく受かったので結局そちらの高校に入学したのですが、偏差値の低い高校の教室に入った際に多くの冷たい視線を向けられた謎が一気に解けてしまいました。

その高校に入ってからも変な目でジロジロ見られることがあったのですが、クラスのみんなが打ち解けあってきた頃に、僕の方を見て「初めて○○(僕の名前)見たとき、マジで頭いい奴入ってきたと思ったよ」「一高(県内で一番頭のいい高校)落ちたから仕方なくここ入ってきたのかと思ったよ」とかメチャクチャみんなで共感して僕の方を見て楽しそうに話しているのを見て確信に変わりました。

「ああ自分は頭良さそうな見た目で、真面目な奴だと外見だけで勝手に大多数の人に思われてしまっているのか…」「あの時冷たい視線が向けられていたのはこのためか…」と。

その事実にハッキリと気付いてしまった瞬間は本当に悲しかったし、悔しかったです。

また、休み時間にトイレに行くことさえも怖くてなかなか難しいものです。

「自分の席からトイレに向かい、また戻ってくる」という、2回も周りの人に見られるということは僕にとって中々耐えられないことでした。

自分の席とトイレを往復しなければいけないし、10分休憩のときなんかはみんな一斉に行って混んでいたりするので、昼休みの一番人が少ない時間まで我慢していることがほとんどでした。

今こうして考えてみると、視線恐怖症はちょこちょこと生活に支障をきたしてしまうものなんだなと思ってしまいます。

 

授業中、常に人に見られている感じがして緊張する【他者視線恐怖症あるある3】

常に人に見られている恐怖に襲われているので、なるべく後ろの席に座りたいのですが、そもそもその空間に身を置くこと自体が結構辛いことです。

それに上記でも述べたように、後ろの席はチャラチャラした人や体育会系のガサツな感じの人や目つきのヤバイ人たちがグループでウジャウジャといたので、ガラガラの前の席に座るしかありませんでした。(大学時代の話)

どの講義でもみんな友達同士でいたので、常にぼっちだった僕はポツンと前の席に座っていてかなり浮いていたと思います。

中学や高校の授業でも人に見られている感じがして常にドキドキしていたのに、大学ではそんな状況だったので、余計に心臓がドキドキし、体の硬直もハンパじゃありませんでした。

とにかく90分間その場にいることが毎回苦痛で、逃げられるなら逃げたい気持ちでいっぱいでした。

昔から自分の存在が知られることを極度に嫌ってしまう性格なのですが、大学の講義中は特に、自分の存在を認識してほしくないという気持ちがいっぱいでした。

社会不安障害(対人恐怖症)の人を「引っ込み思案の目立ちたがり屋」とか表現する訳の分からないジャーナリストもいますが、全く違います。

社会不安障害の症状が強く、外に出ることさえも辛い時にはどうしても大学へ行けない日が結構ありました。

それに対して何も知らない先生や両親はただ「学校へ行け」というだけだし、周りの人にもダメ人間扱いされていたので、なかなかこの辛さは理解してもらえないです。

「気にしなければいいんだよ」「気の持ちようだよ」なんて何の根拠もない、目の前の相手のことも何も考えていない、率直な意見を言う人も中にはいると思います。

無意識レベルで極度に反応してしまい、常に精神的にそのことで埋め尽くされ、体に症状として現れてしまうことが果たして「気にしないようにしよう」だけでどうにかなるものか…、というのが僕の正直な感想です。

 

バスや電車、学校などでスマホの画面を覗かれているのではないかと思ってしまう【他者視線恐怖症あるある4】

まず初めに言っておくと、これは「自分の視線が近くの人のスマホの画面を覗いていると思われていないか」という自己視線恐怖症の場合もあります。

ここの項目では、「自分のスマホの画面が近くの人に覗かれているのではないか」という他者視線恐怖症の場合についてだけ書いていきます。

公共の場では、エロい系のものとか変なユーチューバーとか個人的なことが書かれているようなものは開かないようにして、真面目なものだけを開くようにしています。

それでも周りの人が自分のスマホの画面を見ていて、変な目でこっちを見ているんじゃないかという恐怖に取りつかれたりします。

特に僕の場合、スマホではないのですが、昔から個人的なものを勝手に覗かれるということがちょこちょこあったので、それもあって過剰に意識しすぎてしまうのだと思います。

一番の原因は社会不安障害の症状だったり、物の配置などが常に気になってしまう症状などと繋がっているのかもしれませんが…。

小学生の頃なんかは、連絡帳に個人的なことを(結構小さい字で)メモしていたら女子二人が近くでニヤニヤしながらコッチを見ていて「なんか嫌だな」と感じていたのですが、後に他のクラスメイトに僕が連絡帳にメモしていた内容についてからかってきたことがありました。

誰が悪いかと言ったら、人のプライベートな内容を勝手に覗いていた女子二人なのですが、僕にとってはそれが結構トラウマになっていたりします。

小中高大は学校へ行ったらプライベートなんて一切ないくらい、何でもかんでも無理やり見られたり取り上げられたりするので、そんなことは起こりえない大人になっても過剰に反応してしまいますよね…。

高校生の時に受験関係のことで真面目なメモをしていても、横や後ろからガッツリと見られていて、いちいちケチをつけられるなんてこともあったので、公共の場で普通にメモできないです。

他者視線恐怖症になると行動にかなり制限がされてきます。

友達とか姉の近くでケータイをしてると普通に画面の中を見ているみたいで、僕がその見ている内容について話してきたりするのですが、僕としてはちょっと信じられないという感覚なのですが、見てしまうのが普通なんでしょうかね(-_-;)

 

電車やバスで常に見張られている感じがする【他者視線恐怖症あるある5】

自己視線恐怖症編の方で、自分の視線が相手(自分の前に座っている人など)に不快感を与えないか不安になるということを書きましたが、他者視線恐怖症の場合は、以下のような症状に陥ります。

  • 電車で座っているときに、前に座っている人(自分の目の前だけではなく前の方全般)に見られているのではないか(実際にそういう場合も普通にある)
  • 自分がどのように見られているか気になる
  • 電車が満席で自分だけ(もしくは数人くらい)が立っている時に、席に座っている人たちに注目されているのではないかと気になってしまう(この時も心臓はドキドキし、体が硬直してしまう)
  • バスで座っている時に前の方の席の人が急に振り返ってこないかと恐怖を感じる(実際に振り返ってきたらビクッとなり、首から上がブルブルと震える)
  • バスでも席が埋まっていて自分が立っていると、座っている人たちに注目されているのではないかと気になってしまう。

「誰もお前のことなんか見てねーよ」とか「自意識過剰だろ」「神経質になりすぎだ」といった言葉だけで片づけられてしまうかもしれませんが、他人の視線はメチャクチャ痛くて怖くて、本当に恐怖を感じている人にとってはイノシシの頭より凶器です(だと思います)。

実際に自分が見られているかどうかを確認してみても、本当に見られていることもあるので、なかなか慣れることは難しいです。

 

一人で外や学校の廊下を歩くことが怖くて歩き方がぎこちなくなる【他者視線恐怖症あるある6】

これも社会不安障害の症状の一つである会食恐怖(人前で食事ができない)と同じく、中学1年生の頃にはっきりと気付き、「人に見られているのではないか」「変な歩き方だと思われていないか」という恐怖で歩き方がぎこちなくなり、その頃から常に人の後ろを歩くことが多くなったのを覚えています。

歩いている時でもただ立っているときでも、以下のことで頭がいっぱいで恐怖感に取りつかれてなかなか周りを見ることができません。

  • 人にどう見られているか
  • 何か言われたり睨まれたりするのではないか
  • 突然向こうから肩をぶつけてきて言いがかりをつけてくるのではないか(実際にあったので)
  • 突然すれ違いざまにお腹を殴ってくるのではないか(学校内ですが何度かあるので)
  • 人が急に振り返ったりするのではないか

その際にも首から上が硬直し、歩いたり座ったりするとき常にうつむきがちになってしまいます。

最近は両親に一緒にいてもらうことが多いので、外を歩くことに以前より不安や恐怖を感じることは少ないですが、一人だとやはり緊張や恐怖感が強くなってしまいます。

あまり理解されないけど僕の中では結構酷い症状で、このようなものがあります。

普通に歩いている時や曲がり角を曲がる前に「人が突然現れるのではないか」という恐怖を感じ、お店の商品棚の角やトイレの角から人が現れるとビクッとなり首から上がブルブルと震え、動けなくなってしまう。

角から急に人が出てくるとビックリすることは誰にでもあると思いますが、僕が悩んでいる症状は、角が近づいてきて人の足音が聞こえてきただけでも恐怖を感じ、来るのが分かっていてもビクッとなったり、角からの距離が結構離れていてもビクッとなり、首から上がブルブルと震えてしまうものです。

あとは、大学生のときの通学途中によく小学生や中学生に若干聞こえるか聞こえないかの声でヒソヒソと僕の方を見て何か陰口をよく言われていたので、それも割と大学に行けなくなった一つの大きな原因だったりします。

一人で歩いていた地味な中学生(チャラチャラしている感じではない子)に通学途中に歩きながらずっと睨まれていたことなんかもあって、もう毎日アパートの玄関を出ることが恐怖でいつも吐き気がしていました。

視線恐怖症になってしまうと外に出れないということはよくあると思います。

 

掃除の時間にほうきやモップ掛けをするときに周囲の視線が気になって動きがぎこちなくなる【他者視線恐怖症あるある7】

小学校、中学校、高校、いずれも掃除を真面目にやらない人というのは一定数いるもので、自分一人か数人ではき掃除をしている最中に窓際で数人が固まってこっちを向きながらしゃべっていたりなんかするとメチャクチャ気になります。

自分は特に一人でいることが多く、他はグループで固まっているので、観察されている気がしてならないです。

普通に全員が掃除しているときでも周囲の視線は気になりますが、小人数ではき掃除をしている時や先生が見張っている時なんかは視線が怖く、体が固まって一歩一歩踏み出すのが辛く、手足がかなり動かしづらくなります。

動きがぎこちなくなってスムーズにはくことができないし、一歩一歩進むことが本当に辛いので、見張っている先生なんかには時々「もっと早くやれ」とか「真面目にやれ」と言われることもありました。

何よりも、その場にいることがとにかく辛いです。

緊張や恐怖で頭がいっぱいになって、動きがぎこちなくなってしまったり、その場に立っていられなくなったりしてとにかくその場を逃げたい気持ちになります。

 

他者視線恐怖症あるあるまとめ

視線恐怖症になったのはいじめやトラウマになるような出来事など、きっかけはあると思いますが、少なくとも自分の場合は生まれつきの部分が大きい割合を占めていると思っています。

人目が気になりやすいという土台に、嫌な出来事が重なってさらに恐怖を感じるようになっただけの話だと思います。

人によっては、元々の考え方に歪んだ癖などはないのに、いじめや恥ずかしい出来事、トラウマになるような出来事がきっかけで視線恐怖症になってしまう人もいると思います。

無神経な言動や視線で気付かないうちに人を傷つけている人には分からないことですが、視線というのはそれほど強力なものです。

視線恐怖症は正直きついし、普通に外を歩くだけでもストレスが積み重なっていくし、疲れがハンパじゃないくらい溜まります。

自分の場合は連続して外出すると体調を崩してしばらく引きこもりになってしまいます。

視線恐怖症が今すぐ治るなんて都合のいいことはあるはずありませんが、僕のように社会不安障害にまでなっている方であれば病院に通い、薬の力も借りながら時間をかけて症状を良くしていくしかないかなと思っています。

あとは、視線恐怖症であることを認めた上で自分の生き方を見つけていくことも大切だと思います。


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