こんにちは、あきです。
僕と同じように社会不安障害(対人恐怖症)などの精神疾患の方は非常に疲れやすく、常に倦怠感を感じることが多いと思います。
周りからは怠けていると思われやすいかもしれません。
そういった精神的な病気から来る倦怠感を根本的に取り除くには病気自体を治す必要がありますが、この記事では自分で出来る範囲の怠け対策や改善方法について書いていきます。
多くの方にとって怠け癖を治す方法を知っておいて損は無いと思うので、病気ではない方もぜひ読んでみて下さい。
僕も実践中の身なので偉そうに言える立場ではありませんが、根拠の無い根性論よりは非常に理にかなっていると思います。
怠けてしまうのはなぜなのか?【怠けは甘え?】
ハッキリ言ってしまうと怠けてしまう原因は医学的には分かりませんが、精神医学において怠けることは良いことらしいです。
これは人間だけに備わっているもので、危険を避けるようにできています。
他の動物には無く、新しいことを始める際に危険を感じることは、人間の本能的なことです。
なので、怠けたいと思うことは悪いことではないということを念頭に置いた上でこの記事を読み進めてもらえればと思います。
「怠けは甘えだ!」と言って根性論を押し付けてくる人もいると思います。
確かに甘え過ぎたり他人に迷惑を掛けるのはいけませんが、そういった責任感の無い言葉に振り回されるよりも、精神医学的に根拠のあることを実践していってもらえたらと思います。
怠け癖を克服する一番手っ取り早い方法【妄想だけでいい】
何やら胡散臭いタイトルですが、僕が怠け癖を克服する方法で一番簡単にできると思ったことについて書いていきます。
その方法とは、目標を立ててそれを達成した時のことを妄想することです。
さすがに現実離れした目標や根拠の無い目標では意味が無いと思いますが、自分がやりたいことを明確にし、それを達成することが自分にとって本当に嬉しいことであればいいです。
本当は新しいことにチャレンジした時や目標が達成された時にドーパミンが分泌されるそうですが、それを頭の中でイメージして妄想するだけでもドーパミンが分泌されるそうです。
ドーパミンが分泌されることでやる気が出ます。
行動に移すのは後でいいので、自分のやりたいことを明確にし、それを達成した時のことを妄想することでモチベーションを保っていければと思います。
怠けを治す方法は状況によって使い分ける
後回しにしてしまったり、怠けないためにどうするかは状況によって異なります。
以下の2つを状況によって使い分けることが大事なポイントになります。
- 抽象的思考
- 具体的思考
ちなみに、期限を決めて自分を追い込むなんてことは多くの人が実践済みだと思いますし、それで上手くいっていたら自己啓発系の本や動画は観られていないはず。
精神的に自分を追い込むよりも、自分の置かれている状況によって思考を切り替えていくのが得策かなと思います。
基本的には細かいところに目を向けた方が行動に移しやすいという研究結果があるそうなのですが、それは「単純作業」や「小さい物事」の場合に限ります。
例えば僕の場合で言うと、ブログのほぼ毎日更新に取り掛かりやすくするために、その日に書くテーマを具体的に絞り込んでいます。
ブログを1記事書くということは小さい目標(取り掛かればすぐ終わるもの)なので、「今日病院の先生から聞いた話について書く」と決めれば取り掛かりやすくなります。
しかも、その内容をメモしたり録音していればすぐに取り掛かれるし、結構早く書けます。(録音の場合はちょっと時間かかるかも)
これが漠然と「ブログを毎日書こう」「アクセスをたくさん集めよう」だと取り掛かりが難しくなります。
なので、毎日ブログを書くのであれば1日ごとのテーマを決めてしまえば書きやすくなります。
「毎日ダイエットする」と決めているのであれば、「仕事終わりに30分、音楽を聴きながら歩数計が1万歩になるのを目指して歩く」みたいな感じにすると取り掛かりやすくなると思います。
30分で1万歩歩けるのか分かりませんが…。
小さな物事(今日ブログを書く、料理を作る、洗濯をする)の場合には、とにかく具体的なことに目を向け、取り掛かりやすくすることがポイントです。
反対に「モデル体型になる」「起業する」「資格を取る」とかだと大きい目標(今すぐにやる終えることができないもの)になるので、抽象的な解釈をすることが大切になります。
取り掛かりやすくするためには小さいことに目を向けることが大切ですが、取り掛かることができたら抽象的に考えることが大切になります。
自分の理想や大きい目標があってもモチベーションが下がってしまった時なんかは、細かいことに目を向けることで作業に取り掛かりやすくすることができます。
単純作業やすぐに終えることができる作業に取り掛かるときは「より小さく」考え、大きい目標や今すぐに完結させることができないものは「より大きく」考える。
大きい目標の場合にも最初のうちは小さく考え、取り掛かることができたら抽象的に考える。
怠けから抜け出すには、自分の実力以上のことをしようとしない

「いや、それでも怠けちゃうんだけど」という場合も結構あると思います。
そういった場合には、今の自分にはできないことややりたくないことなので、切ってしまっていいです。
家事などはさすがにやらないわけにもいかないので、「お皿を1枚だけ洗う」のように具体的かつ低めのハードルで考えて実行に移すことが大切ですが、ブログを書くことやダイエットをすることなんかは今すぐ必要なことでは無いし生活に支障が出ることでも無いので、そういった場合にはきっぱりと辞めてしまっていいと思います。
「やらなくちゃ」「今日もできなかった」と思う方が時間の無駄だし、余計に追い込まれてしまうので、別の「自分ができること」に取り掛かった方がいいです。
また、自分の実力と掛け離れたことをしようとしてしまうとすぐにモチベーションが下がってしまいます。
階段を一歩ずつ上っていかなければいけないのと同じように、何かに挑戦する際にも今の自分の実力を把握し、そこから一歩ずつ実行に移していくしかありません。
今の自分の実力の一個上の努力をすることが望ましいと思います。
他の人と比べて一気に何かを成し遂げようとするから挫折したりやる気が無くなってしまいます。
自分が今いるところから少しずつ足していけば確実に物事は進んでいきます。
ブログで一気にアクセスを集めることは難しいかもしれないけど、毎日書くことによって成果は少しずつ現れてくるはずです。
今の自分に「毎日実行する力」が無いのであれば「週に2回」とかでも構わないです。
それさえも難しいのであれば「月に1回」とか「痩せた自分を想像する」「有名人になった自分を想像する」なんかでもいいと思います。
今の自分の力量を把握した上で、そこから少しずつレベルを上げていくことが物事に取り掛かりやすくし、継続しやすくする一番の近道かなと思っています。