こんにちは、あきです。
僕は大学を4年目で中退したのですが、理由はいくつかあります。
ここでは、大学を中退した理由のうちの一つである「大学に行くのが怖くて行けなかった」という一点について書いていきます。
大学を4年目で中退することとなった他の理由と流れについては以下の記事で書いているので、良かったらこちらも読んでみて下さい。
僕は現在27歳で、大学を4年目で中退してから5年以上が経ちます。
中学1年生の頃から社会不安障害(対人恐怖症)という病気の症状が現れ、23歳の頃から心療内科に通っています。
小学生の頃から人が怖いと感じており、大学に行くことも怖いと思いながら毎日通っていました。
大学3年生くらいまでは精神的にギリギリの状態で通うことができていましたが、大学に通うのが怖い気持ちは変わりませんでした。
大学に行くのが怖いという気持ちと就活が怖いという気持ちがさらに強くなっていったので、大学の4年目で休学届を提出し、その1年後に退学届を出しました。
「社会不安障害(対人恐怖症)って何?」という方は興味がありましたら以下の記事をお読み下さい。
社会不安障害であり、昔からいじられやすい(いじめられやすい、絡まれやすい)タイプの僕が大学を4年目で中退した数ある理由のうちの一つである情けないエピソードについて書いていきます。
僕と同じように「大学に行くことが怖い」と感じている方や「自分が大学を中退した理由が逃げだったのではないか」と感じている方の参考になればと思います。
大学を4年目で中退した情けない理由とエピソードについて【大学に怖くて行けない日々】
社会不安障害(対人恐怖症)やいじめなどを経験したことが無い方にとっては、大学の中退理由が「大学が怖くて行けない」というものだと聞いたら以下のようなことを思うかもしれません。
- 「それって甘えじゃないの?」
- 「逃げじゃないの?」
- 「何してんだよ、情けねえな(笑)」
大学を中退する人の気持ちや「大学が怖くて行けない」という人の気持ちを理解することは、実際に経験したことのある人でなければ中々難しいと思います。
どんな理由で大学を中退したとしても、高望みさえしなければ全然普通に生きていくことはできます。
「高望みしなければ」と言っても、以下の記事の最後でも書いているように、選択肢が少なくなってしまう分、大学を中退した人や引きこもりの人の方が「追い込まれてやるしかなくなる」状態になるので、伸びる人も全然いると思います。

大学を中退しようか迷っている方や大学を中退して後悔してしまっている方、大学に通うのが怖いと感じている方のためのちょっとした読み物になればと思います。
大学を中退した理由を思い出した理由【関係ない話】
僕は毎回、心療内科で診察を受けるとき、スマホのボイスレコーダーで会話を録音しています。
録音を始めたキッカケは、僕が23歳の時に初めて通った心療内科の先生が患者の話を全く聞かずに勝手に判断をする先生だったので、「またあの時みたいに最悪な先生だった時、証拠を録音してやろう」という気持ちからでした。
僕は不登校になったことは無いのですが、「外に出ることが怖い」ということを言っても、心療内科では「外に慣れていないから少しずつ慣れていくしかありませんね」と言われることが多いです。
僕は毎日大学に通っていた頃でも、常に「大学に行くことが怖い」と思いながら吐き気を抑えて通っていましたが、症状は悪化していく一方でした。
なので、大学が怖くて行けないと思っている人が「少しずつ慣れていく」ということは、心療内科の先生がサラッと言うほど簡単にできるものではないと思っています。
結果として2件目の診療内科からは良い先生だったので、証拠のために録音をする必要は無いのですが、先生からのアドバイスを聞き返す用として録音し、記録として残す習慣を続けています。
大学に通うのが怖くて行けなくなってしまった
話が脱線してしまいましたが、本題に戻していきます。
2019年の9月、心療内科で診察を受けている最中の音声を聞いて思い出してしまったことがありました。
それは、自分が大学を4年目で中退した数ある理由のうちの一つです。
他の人からすれば「そんなちょっとしたことで大学を4年目で辞めるなんてもったいない」と思うかもしれませんが、あくまでも大学を4年目で中退することとなった理由の一つです。
それに、以下の2つに当てはまる僕としては重大なことであり、毎日精神的な負担を抱えていました。
- 社会不安障害であること(人の視線に極度に恐怖を感じる)
- とにかくなめられやすい(年上年下関係なく見た目で結構なめられやすい)
精神的・肉体的にコントロールが効かなくなるのが重症になってくると、大学に行くことさえも難しくなってしまいます。
僕が大学を4年目で中退した数ある理由のうちの一つの情けない出来事とは、以下のものです。
「毎日大学の行き帰りに中学生にジロジロ見られたり、ガンつけられたり、こっちを見ながら微かに聞こえる声でコソコソと容姿のことを話していたりした」ということが大学1年生の頃から続いており、大学2、3、4年と上がるごとに接触回数や集団と出くわすことが多くなり、集団に毎回一気に集中してこっちを見ながらコソコソと密かに聞こえる声で悪口を話され、とメンタルが完全に病んでしまったことです。
これは決して心を折らずに何度も繰り返すことで慣れることはなく、確実に僕を恐怖へと陥れ、大学へ通うという行為すら困難とさせた要因の一つでもあると思います。
こういった状況を切り返すのが上手い人や、そもそも年下になめられない人であれば僕のように「他の人が普通に送っている生活」からリタイアしてしまうということを避けられるのかもしれませんが、その時の僕にはそういった状況を避けることは非常に困難で、確実に精神が蝕まれていました。
いじめ(のようなもの)を受けていた中学生の頃、周りの傍観者の認識・僕へのイメージとしては、「いつもいじめられている」「我慢強い」というものがありました。
確かに僕はいじめを受けても、集団にいじられても、勉強ができなくても、友達がいなくても、しつこいほどに学校には通っていました。
その時は「不登校になると人生が終わってしまう」という認識だったので、不登校にだけは絶対になるまいと大学生まで耐えていましたが、それでも、学校の行き帰りをするだけで毎回集団から注目を浴び、ジロジロ見られ、コソコソと悪口を言われるということには耐えきれませんでした。
大学に通っていた3年ちょっとの間も、一人だけ孤立していて完全に浮いていたので、他の生徒や先生からも冷たい目で見られたり、すごい警戒されたり、一人の生徒からは人前で悪口を言われたりしていましたが、そんなことはどうでもいいくらい、通学途中に中学生に出くわすことは僕にとってはものすごく恐怖でした。
このブログでは何度も言うことが多いと思いますが、特に社会不安障害の場合は毎回苦しみに耐えて慣れるということは難しいです。
回数を重ねることで慣れる人もいるのかもしれませんが、少なくとも社会不安障害である僕には慣れることはなく、むしろダメージが積み重なっていく形となってしまいました。
合計10人以上いるグループ2組の中学生の集団にがんをつけられたり何かコソコソ言われたりして、それを上手く切り返すことのできる人がいたらぜひ教えて下さい。
もちろん、実際に経験して大学を中退したキッカケの一つにまでなっているので、推論では納得できませんが、実際に似たような状況を上手く切り抜けたことのある方の話はぜひ聞かせてほしいです。
にしても異常すぎ…。
宮下草薙の草薙が高校を2日で中退した理由を聞いて妙に共感してしまった【いじめ】

僕自身は高校は卒業しているのですが、最近YouTubeでアメトークの高校中退芸人というものを観ていて、宮下草薙(お笑いコンビ)の草薙の話に妙に共感してしまいました。
アメトークにて、宮下草薙(お笑いコンビ)の草薙が高校を2日で退学した話
草薙が高校を2日で中退した理由として、身体測定で上半身を脱いだ時に同級生に「顔の割に胸板が厚いんだな」ということを言われ、「これからの学校生活、もっといじられるかもしれない」と思い、学校に行かなくなったそうです。
入学式と身体測定の2日しか学校に行っていないので、同級生と話すことなく学校を辞めたそうです。
アメトークに出演したメンバーの中でも最短で中退しています。
他の人たちには「決断が早い!」「はやっ」と言われていましたが、実際に高校の身体測定でいじられたことのある僕としては「そう決断し、高校に行きたくないと思うのも無理は無い」と思ってしまいます。
高校に通い、卒業することは人生において大切なことではあると思いますが、過度にいじられたり嫌がらせを受けたり、いじめられたりなどすると、学校に行くことがメチャクチャ怖くなります。
自分は自分の意志や考えを持たずにダラダラと過ごし、対人恐怖症の明確な症状にも目を背けて生きてきたので。
高校の身体測定がキッカケでいじられ始めた話【嫌がらせを受け続けた3年間】
僕の場合、正確に言うと身体測定の最中にいじられたわけではなく、身体測定の最中に周りの数人がクスクスと笑っていたのが少し気になり「なんだろう」と思っていましたが、教室に戻ると「お前、Tシャツ脱ぐとツルみたいだな」と僕の隣の席の人にいじられ始めました。
肌が白く、痩せていたからだと思います。
周りの人たちもそれに便乗して喜んでバカにしてきてましたが、そのほとんどの人と3年間ろくに会話をした記憶が無いので、僕に興味があるから煽ってきたわけでは無さそうですね…。
もちろん、「ツル」とバカにされたのは始まりに過ぎず、3年間ずっとそれを使い古してましたから、執念深いですね…。
私立公立、関係ない…。
最近になってそのことを母に話したところ、「えっ、ツル綺麗でいいじゃん」と言っていたので、捉え方の違いかもしれません。
「そっか、確かに冷静に考えてみればツルって綺麗だし、バカにされる要素って無いよな…」と今になって冷静に考えてみるとそう思いますが、やはりその当時は色んな人から皮肉たっぷりにしつこく悪口として言われ、メンタル的に病んでいました。
周りにも「ツルって綺麗じゃん」なんて言ってくれる人もいなかったし、僕自身も追い込まれて精一杯だったので、そんな簡単なことにすら気付けませんでした。
今思うと、その人たちがそんな悪口(ツルは本来綺麗なものなのに、悪いものとして扱う)しか思いつかないということは、こちらに非が無いということの現われでもあるのかなと思います。
相手に非があるからといって嫌がらせをしたりいじめをしていいわけではありませんが。
そのことについては、以下の記事で一応論理的に語っているのであわせて読んでみて下さい。

アメトークでのその他の話について
草薙が「外出るときは制服着なさい」と親に言われていたのは可哀想すぎる…。
品川庄司の品川が「高校あるあるが分からない」と言っており、他のメンバーが以下のような高校あるあるを例に出していて、高校あるあるを知っている自分が少しだけ恵まれているようにも思えました。
- バレーボールが天井に挟まる
- 凍らせたポカリの最初に少しだけ溶けたやつが濃い
- 定期
- 学割
僕はこれらを高校時代に経験したことがありますが、これを当たり前のように話しているのを傍から聞くことは確かに辛いよなと思います…。
草薙が「中学までしか出てないから下に見られてるんじゃないかと思って、中退とバレたくない」的なことを言っていて、自分もそれはちょっとあるなと思いました。
大学の4年目までは行っているものの最終学歴は高卒になるので、就職(またはバイト)する時に舐められるんじゃないかとか結構思っちゃいます(笑)
草薙が警備員のバイトをしていた頃に、休む言い訳として「いい絵、描けそうなんで」にはビックリしました。
あきさん、こんにちは!
20代後半の男です!
自分もどちらかと言うとなめられやすく、自分のこの性質がかなり嫌です。
良く言えば、『相手を警戒させない』
悪く言えば、『舐められやすい』
学生時代、嫌なあだ名で呼ばれたりしていましたが、『しつけーよ!いい加減にしろ!』等と言えず、とても苦しかったです。
集団の学生を見るのは、とても嫌です。学生時代が全く楽しくなかったのと、集団の学生には恐怖心があります。
学生時代楽しめなかった自分も好きになれないです…
そして 社会不安障害で他者視線恐怖に死ぬほど悩んでいますw
電車とかめちゃくちゃ苦痛です…
(薬飲んで、自分を奮い立たせてどうにかこうにかフリーターしている状態です…めちゃ暗い話題ですが、マジで死にたくなるときあります。)
自分に不快なことをした奴らを許せないし、社会不安障害な自分も許せないような自縄自縛でとても苦しいです…
正社員の仕事も続けられず、最近新しいバイトを始めたのですが、苦しくてもう正直辞めたくて仕方ないです…
暴露療法(エクスポージャー)も正直 社会不安障害には効果あんまりないことも共感出来ます。
『慣れ』とかそういう次元じゃないですよねww『慣れ』はないです!自分はなかったです。学校の教室は苦痛で苦痛で仕方なかったので。
『そんなん知らんがな!』と言われそうですが『こちとら外出するのも頑張ってしとるんだわ!』ってのが本音です。
長文・暗い話題・自分語り ばかりになって申し訳ないですw
キツくてキツくて仕方ないですが、前向いて頑張ります!