こんにちは、あきです。
僕は社会不安障害(対人恐怖症)という病気のため、23、24歳くらいから実家で家族と一緒に暮らし、2週間に一度か月に一度のペースで心療内科に通っています。
大学を4年目で中退した21歳からはずっと家で引きこもって生活をしていることが多いです。
ちなみに、大学を4年目で中退した話については以下の記事に書いてあります。
引きこもりやニートについて取り上げたドキュメンタリー番組やドラマ、映画を観ると、引きこもりやニートの人の部屋は汚くて暗くて臭い(感じ)であることが多いです。
僕なんかは中学生から対人恐怖症で、友達が一人もいない、仕事もしていない、掃除も全然しない、一日中布団の中にいることの多い、だらしのない典型的な引きこもりニートですが、部屋だけは世間のイメージする引きこもりニートの部屋とはかけ離れているように思います。(ネタバレ)
この記事では、そんな27歳で一日中家にいることの多い僕の部屋を全て公開し、そんな部屋になった理由や部屋を綺麗に片付ける方法もできる限り詳細に書いていきたいと思います。
当ブログやこの記事では自分に対して「引きこもり」や「ニート」という言葉を多く使っていますが、半分くらいはブログ用のネタとして使っており、僕を含め、社会不安障害などの精神疾患で仕事ができない人や家にいることの多い人を引きこもりやニートと呼ぶべきではないと心の底では思っています。
特にこの記事では「引きこもりやニートの部屋はどんなものか見てやろう」という人に見てもらえればと思っているので、自分のことを引きこもりニートと自称し、半分くらいはネタとして楽しんで読んでもらえれば嬉しいです。
記事の後半は、中々片付けられない人にとっては参考になるかなと思います。
27歳引きこもりニートのリアルな部屋を公開【写真あり】
何はともあれ、まずは実際の僕の部屋をお見せします。
物が綺麗に揃えられているのはいつも通りで、昔からの癖みたいな病気みたいなものです。(強迫性障害なのも理由の一つかもしれません。)
家族以外誰も僕の部屋を見たことが無いので、結構レアだと思います(笑)
誰が得をするんだ…。


あまりツッコミどころが無くて申し訳ないです。
そういったことが無いように身を守る癖が定着してしまっているので。
写真を撮る前は片付けを一切せず、いつも通りの様子をそのまま撮りました。


カーテンと壁紙の柄はこんな感じになってます(;^ω^)
ミッキーのカーテンとリラックマの壁紙です。
ミッキーのカーテン、めちゃくちゃ高かった…。


この家は今年に建てられた新築なので、壁や床(見えないけど)、クローゼットなど全て綺麗です。
去年は気に入った冬の服を結構買ったり、しばらく片付けらしい片付けもしておらず、ミニマリストを目指したりはしていないのでそこまで綺麗な部屋とは言えませんが、多くの人が想像する引きこもりの部屋よりはそこそこ綺麗な方かなと思います。
最後に片付けらしい片付けをしたのは2、3年くらい前だと思います。
その当時も別にそこまで綺麗だったわけではないけど。
ベッドと机は小学校1年生からの物を使っているので、20年くらいは経っていると思います。
23歳くらいの一人暮らしをしている時期に、何ヵ月も吟味してニトリで5万円ほどの新しいベッドを買いましたが、サイズ感と寝心地が合わなかったので、1ヶ月使ったか使ってないかくらいで、ちょうど一時的に一人暮らしをすることになった母にあげました。
机なんかもニトリで買ったものを使っていましたが、やはり小学生から使い込んでいる学習机に戻ってしまいました。
今年の6月に愛媛に引っ越してきたので、昔から自分の部屋に置かれていた父の書類や本棚、洋服掛けなどは置いてきました。
その分に関してはスッキリしたと思います。
ちなみに、引きこもりでニートで昼夜逆転しているので掃除は全然していません。
掃除機をかけるのは日中に起きていて気が付いた時にするくらいなので、月に一度すればいい方だと思います。
引きこもりで怠け者だからこそ、管理しやすいように部屋をそこそこ綺麗にしています。
部屋は遮光カーテンを付けて常に暗くしています。
引きこもりニートの部屋の特徴と言えば…
一般的に言われている引きこもりの部屋の特徴と言えば、「汚くて臭そうな部屋」だと思います。
こんな感じ。↓

ドキュメンタリー番組なんかで同志(引きこもりの人)の部屋が映ると、以下のような特徴であることが多いように思います。
- ゴミが多い(ゴミ袋が大量にある場合もあるし、ゴミがそのまま放置されている場合もある)
- 整理整頓されていない(物をその辺に置く、積み上げる)
- 使用していない物、古くて使えない物(要はゴミ)が置いてある
- 暗い
やっぱり外に出ることが困難であることが多いので、ゴミが溜まってしまいがちになると思います。
また、引きこもりの人は何らかの精神疾患である場合が多いので、「正常な判断能力が欠けているのかもしれない」と個人的に思っています。
なので、「どれが今の自分にとって必要な物でどれが必要のない物か」という判断が健康な人に比べて難しいのかなと思います。
健康な人でも判断が難しい多々あると思いますが、精神疾患の方(特にADHDの方とか)は想像を絶するほど片付けや簡単な判断が難しいことがあります。
僕は片付けにかなり執着していた時期があるので、汚部屋にならずに済んだのかもしれません。
あと、「忙しくない」ということもあると思います。
引きこもりだからどうせ親に片づけてもらってるんでしょ?
世の中には成人になっても両親に部屋を片付けてもらっている人もいるみたいですが、僕の両親は僕の部屋を勝手に片づけたり勝手に物を触ったりということをしてこなかったので、おかげで自分で整理整頓する力が身に着いたのだと思います。
力が身に着いたというより、「自分で部屋を片付ける機会が与えられた」のだと思います。
実家暮らしなのになぜこんなに物が少なく綺麗な部屋なのか?
22歳の時に大学に通っていた県から地元に引っ越してきた時に引っ越しというものが大変だったことがキッカケで、物を減らすことを考えるようになりました。
さらに、24歳くらいの頃に実家に戻ってきた時に、実家の物と合わせると荷物の量がかなり多いことに気付き、強迫性障害の僕にとっては息苦しさと強迫観念から本気で片付けを始めようと思いました。
引っ越しの度に、着たことのない服や使ったことのない物を段ボールに詰めて引っ越し先に持っていき、新居に着いたらそれを段ボールから出す、もしくは段ボールから出さずに部屋の一角に置きっぱなしにして自由なスペースを奪われることのバカバカしさに気付いてしまいました。
とにかく、段ボールに詰める作業が大変だし、引っ越しの度に段ボールをいくつ使うか分からないし、無駄に段ボールを使うことになるし、重い荷物を運ぶのはかなり大変だと感じました。
引っ越し前なんか荷造り以外にもやることがたくさんあって大変なのに、「何を持っていき、何を捨てていくか」ということを直前になって焦ってやることにものすごい精神的負担を抱え、元々狂っている睡眠リズムがもっと狂ってしまったこともあり、手元に置いておく荷物は必要最低限のものにしようと思いました。
ほとんどの人がそうだと思いますが、自分も片付けは苦手だし何事もめんどくさがりで常に倦怠感があってまともに物の管理をすることができないので、物はできる限り必要最低限に留めるべきだと考えています。
引きこもりで怠け者の片付け法を解説します【持論あり】

片付けの知識について
何も知識が無い状態で部屋を綺麗にしようと思っても、今の自分の頭では物を捨てるということが難しいと感じたので、まずは正しい片付け法を勉強することにしました。
片付けの勉強に使用した物は以下の2つです。
- 人生がときめく片づけの魔法(電子書籍)
- 人生がときめく片づけの魔法(オーディオブック)
人生がときめく片づけの魔法のオーディオブックは、僕がよく利用しているaudiobook.jpで購入したのですが、どうやら今は販売していないようです…。
audiobook.jp

オーディオブックは10回以上は聞きました。
もちろん回数は関係ありませんが、ほとんどの人は覚えるためには何回も聞かないと覚えられないと思います。
耳が空いている時に他の作業をしながら聞いたりぼーっとしながら聞いたりもしていました。
大事なのは、繰り返し聞いて自分の頭にしっかり覚えこませることです。
耳だけだと覚えていないことがあったり、全体像が見えなかったりするので、電子書籍(又は紙の本)を読むと、全体像が分かります。
電子書籍は全体像を把握したり細かい用語などを確認することができ、オーディオブックは繰り返し聞くことで行動に移しやすくしてくれるものだと感じました。
怠け者の片付け法について
片付けをする上で重要なことは、「物を減らすこと」です。
物をかなり減らして分かったことですが、今を生きていくために必要なものは実は結構少ないです。
物が無くても何とかなるというよりも、「無い方がより自然な生活を送ることができる」という感覚です。
大きく分けて片付けで実行することは以下の2つになります。
- 物を捨てる
- 物の定位置を決める
物の総量を減らすことは片付けにおいて基本です。
やはり物が多いと整理整頓が大変ですし、リバウンドもしやすくなります。
自分にとって必要な量に収まるまで徹底的に物を減らしていくことが大切です。
そして、物の定位置を決めることで何も考えずに(感覚で)整理整頓ができるようになります。
物の定位置を決めるときのコツとしては、「同じ匂いのするもの同士を近くにする」ということです。
家電っぽいものは家電の近くに置き、洋服やかばん、ハンカチなど布っぽいものは同じところに収納します。
僕ほど神経質に考える必要は無いかもしれませんが、洋服の集団の中によく分からないケーブルを入れたりとかしなければいいと思います。
自分が勉強したことはほとんど、こんまりさんの本やオーディオブック、テレビで話していたことがメインなので、こんまりさんの考え方がそのまんまこの文章に反映されていると思いますが、これで実際に片付けられることは確かです。
細かいことは全て書き切れないので、もっと具体的な方法については、こんまりさんの本を買うことをお勧めします。
「ときめきで残すものを決める」というのがこんまりさんの片付け法のメインなのですが、はっきり言って僕も未だにそんなに「ときめき」がよく分かっていないです。
ここで挫折する人も結構いるんじゃないかと思いますが、「人生がときめく片づけの魔法2」で良いことが書いてありました。
(2023/10/04 04:45:05時点 楽天市場調べ-詳細)
人生がときめく片づけの魔法2も電子書籍とオーディオブックの両方を持っていますが、もっぱらオーディオブックの方ばかり聴いていました。
なので、「読んだ」というより「聴いた」…。
その良いことについて、覚えている範囲で書かせて頂きます。
もしこれから残す洋服を選ぶ際に、次の問いに答えてみて下さい。
「この洋服の中であなたのお気に入りベスト3はどれですか?」
これであればできると思います。
そして、ベスト3以外にも次々と順位をつけていき、「ベスト10以下は必要ないな」と感じたらベスト10だけを堂々と残して後は捨てればOKです。