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【免除】引きこもりニートで年金が払えない方へ【年金暮らしする方法】

【免除】引きこもりニートで年金が払えない方へ【年金暮らしする方法】

こんにちは、あきです。

  • 今現在引きこもりニートなので、年金を払うことができない
  • どうやったら年金の支払いが免除になるのか?

このように悩んでいる方も多いと思います。

事情があって引きこもりニートをしている方は年金の支払いの免除や、逆に年金をもらえる対象となるのでご安心下さい。

僕は社会不安障害(対人恐怖症)という病気で2016年の7月から心療内科に通い始め、2017年12月までは貯金を切り崩して年金と奨学金を支払っていました。

洋服代やお菓子代も貯金から出しており、年金と奨学金の返済を親に頼るということはありませんでした。

今現在、僕と同じように引きこもりニートをしている方のほとんどは、年金や奨学金の支払いを親に頼っていない方がほとんどだと思います。

しかしある時から、母に「いい加減、貯金だけじゃ年金と奨学金払えないでしょ」ということを言われ続けていました。

確かにいずれは貯金が無くなることは見えていたので、年金の支払いを止めるためだったか、年金支払いの免除のことについて聞きに、母と一緒に市役所に行くことにしました。

この記事では、市役所で何度か教わりながら行った、以下の2点の手続きについて書いていきます。

  • 年金の支払いをストップする手続き
  • 逆に年金をもらう手続き(障害年金)

引きこもりニートの方へ向けた記事となっていますが、数年前の僕と同じように「精神疾患で引きこもり生活となってしまい、年金の支払いや生活に困っている」という方の参考になる記事だと思います。

ほとんどいないとは思いますが、ただ単に働きたくなくて引きこもっている方向けの記事ではないので、事情があって引きこもっている方(と、その家族)だけお読み下さい。

以下のような方にぜひ読んでもらいたいと思っています。

  • 引きこもり生活により年金が払えなくて困っている方(精神疾患やいじめなどが理由で)
  • 引きこもり生活でお金に困っている方(その家族も)

障害年金については賛否両論あると思いますが、社会不安障害やうつ病、発達障害などの精神疾患で日常生活に支障が出ている方は堂々と受け取って良いと思います。

そのための社会保障です。

この記事のタイトルや見出しで「引きこもり」「ニート」といった言葉を使っている理由は、「精神疾患により外で働くことができない。年金が払えない。どうしよう。」という方が解決策(この記事)にたどり着くためのものです。

これらの言葉に対して不快に思う方もいるかもしれませんが、内容は真面目なので、年金が払えなくて困っている方や生活に困っている方は(ご家族の方も)この記事をぜひご参考下さい。

 

【免除】引きこもりニートで年金が払えない方へ【年金暮らしする方法】

【免除】引きこもりニートで年金が払えない方へ【年金暮らしする方法】

引きこもりニートで年金を納めることが難しい場合、3通りの方法があります。

ここでは、自分と同じように学生ではない引きこもりニートの方に向けた内容を書くので、以下の2通りの手続きについて書いていきます。

  • 保険料免除制度(年金を支払ったことにしてくれる的なやつ)
  • 納付猶予制度(年金の支払いを待ってもらえる的なやつ)

学生の方は「学生納付特例制度」を利用する必要がありますが、これについては説明の必要は無いと思いますので説明を省いていきます。

あき
あき
学生納付特例制度、20歳の頃に訳も分からず青森のド田舎の年金事務所に行って手続きしたことあったわ…。

保険料免除制度について

保険料免除制度は内容はいいのですが、審査が厳しいためこの制度を受けることはかなり難しいようです。

審査で見られる内容は、「前年度の所得」となります。

基準を下回っていると申請できるというのが免除制度になります。

本人の収入はもちろん、世帯主の収入も審査対象になるので、世帯主の収入がたくさんあるとこの制度は確実に利用できません。

僕の父はこの時は年収が高かったので、もちろん受けることはできませんでした。

市役所で説明を受けている際に、母が「来年から300万円低くなる」ということを話していましたが、今(もしくは来年度から)収入が少なくても、前年度の所得が多いと免除制度を受けることはできません。

あき
あき
うちは収入がたっぷりな方だけど、母の病気が多いので出費もたっぷり。ローンもたっぷり。よって裕福な方ではない…。

なので、免除制度を受けることができない場合には、納付猶予制度を受けることになります。

納付猶予制度について

納付猶予制度の場合には、年金の支払いを延ばすことができます。

こちらの場合は世帯主の収入は見ずに本人の状況だけを見るので、簡単に受けることができます。

もちろん後になって払っていかなければいけないのですが、10年以内であれば払うことができます。

10年後も払えない場合には、その分年金がもらえなくなってしまうのですが、10年以内に払うことさえできればしっかりと将来の年金を受け取ることはできます。

僕の場合、市役所で「ご両親が代わりに年金を払ってあげることはできませんか?」ということを聞かれましたが、両親もそんな余裕は無いので、納付猶予制度を利用することにしました。

こんなことを堂々と推奨することではないかもしれませんが、市役所でそういったことを聞かれた場合には、キッパリと「できません。余裕がありません。苦しいです。」といったことを伝えた方がいいです。

 

引きこもりニートで年金が払えない方は、生活費をもらえる可能性があります【今から年金暮らし】

引きこもりニートで年金が払えない方は、生活費をもらえる可能性があります【今から年金暮らし】

そして、ここからがこの記事での大事な部分なのですが、市役所にて初めて「障害年金」というものがあることを聞きました。

あき
あき
既に知っていたらスマン…((+_+))

露骨なタイトルを付けましたが、精神疾患により引きこもりニートをせざるを得ない方には、障害年金を受け取ることは非常に大事なことです。

お金を受け取れる制度について

年金は65歳くらいまで払うものですが、こちらの障害年金とは、「お金を受け取ることができるもの」です。

一般的には身体的な障害がある場合に受け取れる制度なのかと思いますが、精神疾患で働くことができない場合にも障害年金を受け取ることができます。

本来であれば、僕の社会不安障害や母のパニック障害では障害年金の審査で落ちることが基本らしいのですが、またそこについては別の記事で書きたいと思っています。

精神疾患の状態にもよるのですが、日常生活に支障が出てる場合には障害年金が適用されます。

僕の母は25歳の頃からパニック障害の症状があるそうなのですが、今まで障害年金というものについて一度も医師から聞いたことが無かったそうです。

なので、同じようにこういった制度があることを知らない方のために、少しでも多くの方に障害年金というものを知ってもらいたいと思い、この記事を書くことにしました。

その制度を知ったキッカケについて

僕と母が障害年金のことを初めて知ったのは、2017年12月のことです。

それまでは全く、「障害年金」という、お金をもらえる制度的なやつについて聞いたことはありませんでした。

「何もせずにお金がもらえる」というとイメージが悪いですが、身体的な障害を抱えている方はもちろん、精神疾患で辛い思いをして日常生活にも支障が出ている方にとっては最後の希望でもあると思います。

それに、本当に病気で辛い思いをしているのであれば、堂々と受け取って良いと思っています。

この時はまだ障害者手帳についても知ったばかりの頃で、ちょうど障害者手帳を受け取って間もない頃でした。

障害者手帳のことはこの頃通っていた病院の先生が教えて下さり、手続きをして取得しましたが、市役所を訪れるまではどの病院でも障害年金のことについては一言も聞いたことがありませんでした。

母がそのことを市役所の方に伝えたところ、「病名にもよるのかもしれない」ということをおっしゃっていました。

症状が軽かったりすると言わない先生もいるそうですが、僕と母の場合は障害年金の審査はあっさりと通りました。

日常生活に支障が出ているものなのでそこまで症状が軽いわけではないと思うのですが、遅くても知ることができたので良かったです。

このとき通っていた心療内科は開院されたばかりの病院で市役所の方が知らない病院だったので、「開院してまもないと知らないかも」とおっしゃっていましたが、元々大学病院の精神科にいらっしゃった先生なので、障害年金のことを知っていました。

先生によっては障害年金のことを知らない方もいるらしいのですが、大きい病院の場合は知っていることが多いようです。

ぜひ、心療内科の先生や市役所の方に聞いてみて下さい。

 

精神疾患で引きこもりニートの方は、世帯主の収入に関係なく年金を受け取ることができます

精神疾患で引きこもりニートの方は、世帯主の収入に関係なく年金を受け取ることができます

この障害年金についても、年金の支払いストップの時と同様、世帯主の収入は全く関係ありません。

お金を受け取る条件について

  • 本人の病気の状態
  • 日常生活にどのくらい支障が出ているか

ということだけが審査の対象となります。

「市役所で障害年金という制度があると言われたんですけど、請求することはできますか?」

といったことを主治医に話し、先生が請求できると言えば手続きを進めることができるので、ぜひ聞いてみて下さい。

パニック障害の母が、「私でも障害年金を受け取ることができるんですか?」と聞いたところ、市役所の方が「年齢は関係ない」ということをおっしゃっていたので、該当さえすれば誰でももらうことができます。

いくら貰えるのか?

金額としては、精神障害2級だと1か月に換算して7万円受け取ることができます。

2019年の11月分までは月に6万5千円でしたが、2019年の12月分から、消費税が上がったことにより、1か月5000円プラスされて月7万円となりました。

非常に有難いことです。

年金の支払いや奨学金の返済の分に当て、残りの分は生活費として使うことができます。

初めて市役所の方から「余ったお金は生活費に充てればいい」ということを聞いた時、「もらったお金を生活費なんかに使ってもいいものなのか…」なんてことを思いましたが、全然大丈夫です。(そのためのものでもあるので。)

ただ、お金をもらうことになるので、年金支払いのストップや障害者手帳の手続きと違ってちょっと大変になります。

今となっては当たり前のように受け取っていますが、最初は少しめんどくさい手続きが必要になります。

僕のように年齢が若めの方は毎年更新の手続きが必要になりますが、これについては先生に診断書を書いて頂くだけで済むことなので、今は特に考える必要はありません。

【2020年5月8日追記】
精神疾患の病状が良くはない状態なので、今回は2年更新となりました。

障害年金を受け取るまでの具体的な手続きや書類の書き方についても、別の記事でできる限り詳細に解説していきたいと思っています。

書いた書類はスキャンしてパソコンの中に残してあるので、画像付きで説明できればと考えています。

 

引きこもりニートで年金を支払っていない方に、1つの注意点

引きこもりニートで年金を支払っていない方に、1つの注意点

障害年金を請求する際には、まず市役所の方が年金手帳(納付状況)を確認していました。

年金を払っていないと障害年金の審査に通らないので、この点にはご注意ください。

年金を払ってないと障害年金はもらえないぞ(((o(*゚▽゚*)o)))

元2chのひろゆき氏もそのために年金を払っているらしいぞ(((o(*゚▽゚*)o)))

年金、払えてなかった…

僕はこの時、それまでの年金は全て払っていたつもりだったのですが、学生納付特例制度で年金の支払いを止めていた20~22歳の頃のうちの半年か1年分くらい支払われていませんでした。

なので、市役所の方が年金事務所に連絡して下さり、すぐに支払いを済ませました。

これは本当に注意が必要です…。

面倒くさいけど、やる価値は大いにある

最終的に納付猶予制度にする形にし、市役所の方が年金手帳のコピーを取りました。

そして、次の相談の機会を設けることになりました。

僕の母もパニック障害で障害者手帳では2級なので、一緒に障害年金請求の手続きの相談の予約を取りました。

障害年金を受け取る手続きをするには何度か市役所に通う必要があり、病院でも診断書を書いてもらう必要があります。

最初は「なんか色々あってめんどくさいな…」「審査に受かるのかな…」と思っていたのですが、今振り返ってみるとそれだけの価値は大いにありますし、審査も受かりやすいように病院の先生が診断書を書いて下さるので安心です。

病院の先生が障害年金を請求できるかできないか判断するので、先生が「あなたの場合はできないですね…」と言った場合には請求できないかもしれません。

また、市役所の方が言っていたことですが、障害者手帳が2級でも障害年金では2級の症状とは限りません。

障害年金を受け取るには、病院の先生が障害年金における精神障害2級以上であると判断している必要があります。(おそらくそんな感じのこと)

最後に

なんかめちゃくちゃな文章になってしまったし、もう2年も前のことになるので内容がうろ覚えですが、少しでも参考になればと思います。

この記事は後に書き直したり、書ききれないことは別の記事にして出す予定です。

分からない点については、コメント欄かツイッターにてご質問頂ければと思います。

直接返信できなかったらすみません…。

あき
あき
今はとにかく毎日記事を書いていくことでいっぱいいっぱい…

ツイッターでも様々なテーマについて語っているので、ぜひフォロー頂けると嬉しいです。

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