こんにちは、あきです。
僕は強迫性障害という精神疾患の症状が少しあり、昔から周りにある物が気になったり、綺麗に整理整頓をしなければ気が済まない性格です。
「強迫性障害」とは簡単に言うと、物の配置が気になったり何度も確認してしまう精神疾患です。
高校生くらいから完全に物を捨てられなくなり、物が多いなりに整理整頓はするのですが、物の総量は割と多く、雑然とした空間に嫌気が差していました。
引っ越しの大変さがキッカケとなり、22歳と24歳くらいの頃に片付けの勉強と大片付けを本格的にしました。
今では無事、そこそこ綺麗な部屋に暮らすことができています。
この記事では、汚部屋から脱出した片付け方について書いていきたいと思います。
汚部屋のビフォーアフターも載せているので、良かったら写真も見ていって下さい。
汚部屋から脱出したい方に片付けのポイントを解説します

汚部屋から脱出するための特別な方法などを書いているわけではなく、ごくごく当たり前のことかもしれませんが、僕はこうした考え方によってある程度片づけることができました。
なので、その考え方や片付け方を書いていきたいと思います。
物が多いと快適に過ごすことができなくなってしまう【ストレス】
当たり前のことですが、物が多いと、使うスペースが狭くなってしまいます。
物が多い方が落ち着くのであれば片付ける必要は無いのかもしれませんが、「物が多いとストレスが溜まる」「物が多すぎて必要な物が探せない」という状態なのであれば、思い切って多くの物を捨てる必要があります。
物が多いとごちゃごちゃして本当にストレスになりますし、「何を持っていて、何を持っていないか」ということが分からないので、物一つを探す度に多大な労力が掛かってしまいます。
明日必要な物がある際に「あるかどうか分からないストレス」に悩まされるのは本当に何の得にもならないです。
もっと大切なことに時間を使うべきですし、少しでもストレスを無くすためには不要な物を思い切って捨てる必要があります。
片付け自体も大変な労力を要するし、一見無駄なことのように思えますが、最初に完璧に片付けを終えていれば、(たぶん)半永久的にストレスの少ない生活を送ることができます。
もちろん、知識が無いままに急に思い立って部屋の整理を始めたとしても、あっという間に時間だけが過ぎてしまうと思います。
物がたくさんある以上、整理整頓や物探しに労力を奪われてしまいます。
何はともあれ、物を減らすことが最優先です。
物が減らせれば整理整頓はほぼほぼあって無いようなものなので、整理整頓について悩む必要は皆無だと思っています。
この記事だけでは全て伝えきれませんが、このブログを通して片付けについてのノウハウは、僕が知っていることをできる限り伝えていくつもりです。
汚部屋だと、自分は何が好きなのか分からなくなる
詳細なデータがあるわけではありませんが、汚部屋に住んでいる人は「自分は何が好きなのか」ということがあまり分からない場合が多いと思います。
汚部屋に暮らしていた自分にも当てはまることですが、汚部屋に暮らしている人というのは、服が大量にあるにも関わらず「着る服が無い」と言ってしまいます。
今となっては服の総量も割と少なめですが、「着る服が無い」とは全然思いません。
断捨離をせずに何年も服を溜め込んでいると、自分が本当に着たい服というものが分からなくなってしまいます。
断捨離という機会を設けることで、「自分はどんな服が好きなのか」ということを少しずつ磨いていくことができます。
一時期の自分みたいに片づけに執着しすぎるのも考え物ですが、一度大掛かりな断捨離をして物の総量を減らさないと、一生を通して以下のようなデメリットがあると思っています。
- 自分が本当に好きなものが分からない(好きじゃない物に囲まれて過ごすことになる)
- 自分が何をしたいのか分からない
- 自分の理想の部屋、理想の生活が分からない
- 物が多いことによって、精神的にも肉体的にも負担が掛かってしまう
物を溜め込むことは、「物を大切にしている」とは言えない
物に場所を取られて部屋が狭くなっていたり、床に物が散乱していると当然危ないです。
安全面を考慮しても、長期的に見て物は少ない方が断然いいです。
「物を捨てる」というと「物を大切にしていない」「物を粗末にしている」と思われがちです。
しかし、使っていない物やほこりが被っている物を大切にしているとは思えません。
僕の場合は確実に物が多い時よりも今の方が一つ一つの物をしっかりと管理できていると思っています。
昔(江戸時代とか)は物が少なかったので、自分の所持している数少ない物を大切に使っていたと思います。
しかし、その考え方だけが受け継がれていき、物が溢れている現代の生活では通用しなくなってきています。
結果として、汚部屋になってしまっている人が現代では増えてしまっているのだと思います。
「もったいない」「まだ使えるから」といった考え方が、現代の生活では重荷になってしまっているのだと思います。
汚部屋のビフォーアフターを実際の写真付きで紹介します【自分の部屋】

友達も知り合いもいないので、完全に僕の部屋のビフォーアフターのみの公開となります。
ビフォーの画像は僕が24歳の頃に実家に戻ってきたばかりの時のものです。
アフターは、27歳である現在のものです。
汚部屋が綺麗になった要因としては、以下の要素が多いと思います。
- 自分が望んで手に入れた物以外を部屋に置かなくなった
- 使わない物、好きでは無い物を8割方捨てた
- 基本的に部屋には何も置かず、使わない物はクローゼットの中にしまうという決まりのようなものを設けた
汚かった部屋を公開します【ビフォー】
ビフォーは、僕が以前住んでいた岩手の実家の部屋の写真です。
6年ほど前の21歳の頃に実家に帰省した際の写真です。(通っていた大学のある青森から岩手へ)
片付けをしている最中の写真なので散らかっています。(当時は全然捨てれなかったので結局片付きませんでしたが…)
物の総量に注目してビフォーアフターを比較して頂ければと思います。





現在の部屋を公開します【アフター】
アフターは、27歳の僕が現在暮らしている愛媛の実家の部屋の写真です。
新築ですが、ベッドと机は同じで、配置も同じにしているので、部屋の雰囲気があまり変わってないと思います。
部屋自体は結構スッキリしました。
実家なので、これが自分の所持している物全てです。
ちなみに、机の引き出しの中には基本的に物は入れていません。
物の配置が整っているのは、「写真を撮るから綺麗に揃えた」とかではなく、単に自分の性格か強迫性障害によるものです。




汚部屋を断捨離することは意外と簡単【考えの切り替え方次第】

変な話、自分を洗脳してしまえば短期間で汚部屋を断捨離することができます。(個人的な見解)
今までと同じ考え・価値観だと汚部屋を掃除することは中々難しいと思います。
多くの人が汚部屋を片付けたいと思っても中々行動に移せずにいるのは、「物に執着があるから」です。
両親や祖父母が「もったいない」と言っては物を溜め込んでいる姿を見てきた人が大半だと思うし、学校でも物を大切に使うことを教えられるはずです。
しかし現代では、物が溢れすぎているし、情報社会なのでそんなに多くの物を個人個人が所有する必要が無くなってきました。
それに対し、僕たちが両親や学校の先生から教えられることは「まだ使えるものを捨てることはもったいない」「物を捨てることは物を粗末に扱うこと」といったことです。
なので、僕がやった方法としては、正しい片づけの方法について述べられているオーディオブック(こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」)を何度も聞き返して自分の頭に叩き込んでいきました。
「捨てるのはもったいない」という考えを、オーディオブックを繰り返し聴くことで、「物は最低限に留めるべき」という考えに切り替えていきました。
↓これは僕がよく利用している、オーディオブックを購入できるサイトです。
audiobook.jp
汚部屋を掃除するにはどこから手を付ければ良いのか?

僕が人生で一番参考になったと思う片付け本「人生がときめく片づけの魔法」では、以下のような手順で片づけることを提唱されています。
- 衣類
- 本類
- 書類
- 小物類
- 思い出品
なぜこの順番なのかというと、難易度の低い物順に片づけていく方が良いからです。
捨てる難易度の高い「思い出品」から手を付けてしまうと、捨てるか捨てないかの判断が難しくなってしまい、捨てる手が止まりやすくなってしまうからです。
なので、判断が容易な「衣類」か「本類」から片づける必要があります。
本が中々捨てられないという方へ
本や思い出品を片付ける際にやってしまいがちなことですが、マンガの中身を見てそれに夢中になってしまったり、アルバムを開いて懐かしんでしまったりします。
ですが、本来の目的である「片付け」に中々手が付かなくなってしまいます。
なので、捨てるか捨てないかの決断は「今すぐ」する必要があります。
そうすることで片付いていきます。
その「今すぐに決断」ができないと、今までと同じく汚部屋のまま過ごすことになってしまいます。
本は中身を見ずに、表紙だけを見て「捨てるか残すか」を判断します。
「いつか読もう」「片付けたら読もう」といって残してはいけません。
その「いつか」が来ることは永遠にありません。
実際に多くの本を処分したけど「捨てなければ良かった」と思うものは1冊も無いし、そもそも何を捨てたかすらほとんど覚えていない…。
残した10冊ちょっとの本もほぼほぼ読んでいない。
人によってはオーディオブックや電子書籍(kindleなど)の方が情報を取り入れやすい場合もあります。
なので、「いつか読もう」と思ってずっと読めずにいるなら、一度思い切って大量の本を捨ててみて、オーディオブックや電子書籍を購入してみるのもアリだと思います。
その方が新しい情報を取り入れる習慣ができやすくなるかも。
あと、こうして時代に合わせる必要もある。
父にも言われたことですが、本なんかは数年経ったらすぐに新しい情報に変わって、今持っている本の情報は古くなるので捨ててしまって問題ないことの方が多いです。
もちろん、「7つの習慣」などの原則が変わらないものについては何十年経っても読む価値はありますが、自分に必要ないと思うものは全て捨ててしまって問題は無いです。
「高く売れるかも」と思って取っておきたい気持ちも分かるのですが、大体そう思って物を手放せないでいる人は「マニアが求めるほどの良い保存状態」にはできていないし、わざわざ得られるか分からないお金のために物を置いておく必要も無いと思います。
自分の理想の空間にするためには、もっとシビアにならなければいけません。(綺麗な空間で過ごしたいのであれば)
物を捨てることを後回しにしようとしない【汚部屋を卒業したいのであれば】
「そのうちやろう」と言って後回しにするのも厳禁です。
もったいないからと言って、いらない物を人にあげるのもあまり宜しくないです。
自分のいらない物を押し付けられる身になると嫌なはず。
いらない物を人に押し付けることはリサイクルとは言わないので、安心して捨てて大丈夫です。
いらない物を他人の部屋や家に移動させることに何の意味もありません。
新しい物や相手が欲しがる物に関しては、あげることに価値があると言えると思います。
物を処分するときは「いつか」ではなく「今」決断すること。
本を捨てるときには、「今読むか読まないか」で判断して捨ててしまうことが一番良いです。
残した本を整理する作業は後回しでもいいし、そもそも量が少なければ適当に本棚に閉まっても綺麗に収まるはずです。
汚部屋は人生の無駄遣い…
ストレスなく必要な物を探すために一番簡単な方法は、必要な物以外を全て排除することです。
汚部屋は、「使う物と使わない物が一緒にある」ということが問題です。
いつも使うもの・必要なものだけを抽出することで、非常に機能的な部屋にすることができます。
必要な物を最低限まで減らした状態にして初めて収納に取り掛かるべきです。
数年使っていない物は今後も使うことは無いので、捨てて構いません。
使用頻度の高い物は取り出しやすいところに置いておき、好きな物ではないが時々使わなければならない物などは収納の奥の方やクローゼットの上の方に閉まってよいと思います。
片付けは「今使うものと使わない物」を分ける作業でもあります。
整理整頓したり、しまうことが片付けではありません。
単純でありきたりな方法かもしれませんが、これが片付けの基本であり一番難しいポイントだと思います。
今すぐに完璧な部屋にすることはできませんが、常に完璧を目指しながら数多くこなし、捨てる判断力を洗練させることが大切かもしれません。
このブログでは片づけの方法についての記事も書いているので、良かったら他の記事もご参考下さい。
汚部屋から脱出することで、自分の執着している物や嫌いな人間関係から解放されるかもしれません。